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1話 初めての日本!

前回のあらすじ

リサ・スードはお目付け役のユーノーと共にマオー王国から東京へ移住した。


 私は目覚まし時計の大きな音で叩き起こされた。


 起きてしまったので仕方なく私はベッドから起きてリビングに向かった。するとそこには朝ご飯の準備をしているユーノーがいた。


「おはようございます、リサお嬢様。よく眠れましたか?」


「おはよう、ユーノー。枕が変わったから余り眠れなかったよ」


私はそう言うとソファに寝転がった。


 「なんで日本とマオー王国って言語同じなの?」


「随分急な質問ですね。しかも今触れますかそれ。…残念ながら理由はまだ判明していません。学者達が研究をしてはいるのですが、まだ結論が出ないそうです」


「そっか、残念。でもおかしいよね。偶然一致するなんて」


「そうですね。せっかくですから調べてみますか?マオー王国の情報だけでは答えが出ないかもしれないですし」


「良いねそれ。日本でやることの一つにしよう」


私はそう言ってソファから身を起こすとメモ帳に記入した。


 「日本での予定ですか…せっかくですから朝食でも取りながら考えましょうか」


「うん、分かった」


 そんな事を話している間に、どうやら朝ご飯の用意ができたようだ。早速食べよ。


「お、これもしかして和食?」


「一汁三菜ですね。主にご飯と味噌汁や漬物に、焼き魚と膾、煮物という組み合わせが有名です。近年では色々意味などがかなり違いますが、お嬢様に合わせて昔の方にしてみました」


「へえ~そんなのよく知ってるね。私名前しか知らなかった」


 私はそう言いながらご飯を口に入れ、味噌汁を流し込む。これがまた美味しい。


 米が味噌汁を吸い込んで柔らかく塩加減の良い米が出来上がる所がいい。


 次に私はご飯と鮭を一緒に頂く。これもまたいい。


 焼き魚はどれも美味しいと思うけど、個人的にご飯には鮭一択!

 理由鮭特有の柔らかさがご飯にあってめっちゃ美味いから!


 この二つなら多分ご飯何杯でもいける自信がある位美味い。


 「…リサお嬢様、聞こえていますか」


「え、あ…うん。ごめん全く聞いてなかった」

「食べるのに夢中でしたからね。別に構いません。こちらこそ邪魔してしまいすみませんでした。ですがやはり今後の予定を立てるのは大事ですので」


 そうだ、すっかり忘れていた。


 昨日一応考えていた事があるし、提案してみよ。


「そうだなぁ…せっかく東京に来たから浅草行きたいな」


「浅草ですか…渋い趣味をお持ちですね。お嬢様のことだから渋谷に行きたいと言うと思ってました」


「渋谷はまだ私には早いかなって思ったから」


「確かにまだリサお嬢様十二歳ですからね。後数年後に行きますか」


「そうね。浅草はいつ行く?」


「来週の日曜にしましょう。行く場所も考えた方が楽しめますし」


「オッケー、今日が十一月の八日だから、丁度一週間後ね」


 私はメモ帳に「十一月十五日(日) 浅草」と書いた。


 さて、後日本でやる事は何があるかな。やるこというよりか私自身がやりたいことで考えた方が良いよね。元々日本には義務でいる訳ではないし。となると一つ思い浮かぶ物が…。。


 「私、学校に行きたいな」


「おお、学校ですか!いい案だと思います。十二歳で今から小学校行くには遅すぎるので、中学から通う事にしますか」


「え、そんなことできるの?」


「色々誤魔化せばいけます。その辺は私にお任せください」


「うん、じゃあ任せるわ」


「初等教育の範囲は私がしっかりとこの4ヶ月半で身につけさせるので、安心してください」


「安心しろって言われても…そもそも6年間の勉強を四ヶ月半に圧縮なんかできるの?」


「できますよ。大体リサお嬢様はここの社会以外は既に学習してるじゃないですか。むしろ社会以外に関しては日本の小学校より進んでる位ですよ」


「あ、そっか。でも私算数ちょっと苦手だから算数もできればお願いしたいな」


「いいですよ。それじゃあ今日から頑張りましょう!」


「うん!」


私はそう答え、算数に取り掛かった。 


 それから一時間位勉強していると、突然家のチャイムが鳴った。


 丁度ユーノーはトイレに入っており、私が出るしかない状況だった。だが、それでも私は出るべきでは無かった。


 私は今、どうすれば良いのか分からない。


「こんにちはーN◯Kです。受信料契約お願いしまーす」

「た、たた助けてユーーノーーーー!」


ここまで見て頂きありがとうございます!

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