表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/77

マッドマギティスト

「え...いや...普通...自分の魂使う?...え?」


 めっちゃ引かれた。結局変な人扱いやん。


「まぁ、でも、そのおかげで封印を解けたわけだからマッドマギティスト様々なのかー...むー」


マッドマギティストってなんだよ。マッドサイエンティストの魔法版?


「む...マッドとは失礼だなぁ...」


「でも、自分魂使うのはありえないよ。(グサッ)話し方的に元の性別も逆みたいだし(ガ八ッ)、やばい感じしかしないよ。(チーン....)」


 なんか3連撃くらったんだけど。そーなーんくんでは友好反応なのに、めっちゃ攻撃くらった気がするんだけど?


「あ...大丈夫??いやっ!まぁ、ほんと感謝してるし!だからえと、ごめんね?ほら!何も無いところだけど助けてくれた恩に今夜泊ってく?」


 意気消沈していると、めっちゃ励ましてくれるヴァンパイアちゃん(仮名)...んん?


 ...ガバッ!


「え?とまってっていいの?まじで?今、家無しなんだよね正直助かる!」


「復活はや!ってそれ家がないってまさか、ほんとは錬金術で家を吹き飛ばしたから旅してるとかじゃないよね!」


「あーーー...」


 神界から来たとは言えないしな...


「そっそれよりまだ名前聞いてなかったよな!」

 

「え、ホントに吹き飛ばしたの?...はぁ...大丈夫かなこの人。それでー私の名前?あ...自然にお話しすぎて自己紹介をしっかりやってなかったね。」


 なんか、誤魔化そうとしてその結果、やばい人レッテル張られた気がする。


「ああ、俺はファフニール・マナファルだ。よろしくな。」


「その見た目にはあってるけど、中身には全くあってない名前だね。(グサッ)名前変えたの?」


「ぐっ...あぁ、新しい身体だからな。あったものの方がいいだろ。」


「たしかに...その見た目で男の名前だと親を疑うね。私の名前はナルニア...下はマナファルを貰おうかな」


「貰う?」


 こくんっと頷いたあと、ナルニアが俯きながら話を続けた。


「うん、吸血鬼のしきたりのようなものなの。下を知るのは家族だけっていうね。家族はもう居なくなったけど...」


「あ...すまない。」



「ファフが謝ることなんてないよ。逆に感謝してるぐらいなのに。...それより!」


 ナルニアが空気を変えるためなのか手を「ぱんっ」と合わせ明るい口調で話題を変えた。


「食料庫の中身絶対全部腐ってるよ。今日の晩御飯がないよ。どうしよ?」


 ナルニアは「このままじゃ連続無食生活を更新されちゃう!」っとなかなかにえぐい話を茶化しに使った。


「いやいやいや、笑い事じゃないよ!まぁ、食料なら俺が持ってるが」


「え?ほんとう?あ、私料理出来ないの。ファフは作れる?」


 料理スキルレベル0に一時的に下がってるんだよなぁ。


 なんでや料理関係ないやろ...(3回目)


「一応、ぽっちくんの中に料理スキルが高かった頃(神界にいた頃)に作った料理がはいってるな」


「ぽっちくん?ポーチの名前?」


「ああ」


「ぷふっ...ネーミングセンス死んでるよ、ふふ...」


 俺のネーミングセンスの無さに笑いを堪えようと頑張るナルニア...いっそ笑えorz


「ははっ...それで料理スキルが高かった頃?ぷぷっ...」


orz.........


「いや実はね...この身体に変えたらスキルレベルが一時的に下がってね。経験値稼げば元に戻るぽいけど」


「え?錬金術師だよね?職業って」


「ああ、でも料理スキルのレベルも下がってね」


「......なんでや料理関係ないやろ。」


 なぜそのネタを知っている?


 この後、部屋を貸してもらったり、その部屋がホコリだらけでビビったり、この辺りの土地について少し話したりした。土地については、ナルニアは長い間封印されていたために知識が古くあまり役に立ちそうになかった。

 スキルレベルが職業レベルによって一時的にレベルダウンする設定は実はプロローグを投稿する前に急遽付け足したものなんですよね。

 一気に使えるようにしちゃうと速攻でネタ切れしそうだったんで...まぁ、その辺が最初縛られていても主人公のステータスなら大丈夫かなって

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ