ナルニアにテストをしてもらおう
「んーおはよー...ってなにこの変な箱。」
そろそろ開店しようかなと、思っていると眠そうに目を擦りながらナルニアが2階から降りてきた。
「自動販売機だ。これで、自動で商売ができるぞ。」
「...また変なことしてるのね......」
「変って....まっ試してみるか?使い方は自動販売機に貼ってあるから見てやって見てくれ。」
そう言ってナルニアにコインを渡す。
「えーと?お金を入れて...欲しい商品のボタンを押す...」
(ガコンッ)
「うわっ!?びっくりした!おー!トリートメントがでてきたよ!...お釣りは?あっここのレバーを引けばいいのね。すご、ちゃんとピッタリお釣りが出てきた。どうやってるのこれ!」
悩みながらではあるがちゃんと買えてるな。「ボタン」や「レバー」が伝わるかが不安だったが問題なさそうだ。
「凄いだろ?窃盗対策もされてるし、商品の自動補充もするから、これで商売で人が要らないと思うんだ。」
「...世界中の商人に1度怒られた方がいい発言だね?」
ナルニアがジト目で俺を見てくる。そんなナルニアを見ていると考えないようにしていた昨日のナルニアとの熱いキスをふと思い出してしまった。
ナルニアのことしか考えられなくなる甘い行為...
「どうしたの?」
「いや...昨日のナルニアを思い出して...」
「えぇ!!あれは...えとっ!」
慌てだすナルニアが愛おしくて...思わずおでこにチュッとキスをした。
「ふぇっ...もっもー!!今なにして!」
「いや?なんかジト目が可愛くて思わずさ。」
「むーー!ダメだよ!そういうのは朝からはダメなんだよ!」
...ん?朝からはダメ?
「夜ならいいのか?」
っと聞くとボッとナルニアの顔が赤くなり、
「ぁ...ぇ...そのぉ...それはやぶさかでもないけど...」
人差し指同士を唇の前で合わせながら、モジモジとそう答えた。
「...あー...えと、夜楽しみに...してるな?」
「う...うん。」
...今日は夜が待ち遠しくて集中できなさそうだ。
って、店を開かなきゃって所なのに今からこの空気はやばい。
「ほ...ほら!そろそろ店を開くから着替えてきたらどうだ?」
「あ...うん!そっそうしてくるね!」
ナルニアはぎこちない動きで2階に戻って行った。
...あっ、ナルニア...トリートメント忘れてったな。
かわいいナルニアが書きたくて朝の時間が延びてしまった。
かわいい女の子の反応を文字にするのって難しいですね。教材ないし(´;ω;`)