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図書館

 王都の中央地区に着くと近くを歩いていた人を捕まえ、「図書館」の場所を尋ねた。


 馬車のおっさんにそこはかとなく情報が欲しいことを伝えた時に話にあがったのが図書館だったのだ。


「図書館なら、王立地区ね。いけばすぐにわかるわ。」


 王立地区の方角を教えてもらい、図書館を探す。


 王立地区とやらにはすぐに着いた。どうやら王立の建物がまとめてある地区らしく、すぐ見つけられた王立図書館以外にも王立学園やら、王立役所なんかがすぐに目に入った。


 今回の目的は図書館なので、その他は置いておいて図書館に向かう。


「本を読むのって意外と時間かかるよ。先に冒険者ギルドってところで何か売ってそのお金で宿屋を借りた方がいいんじゃない?」


「いや、多分なんとかなる。宿屋が取れなかったら転移石だな。」


 ナルニアはもう気にしていないのか、ぱっと冒険者ギルドの名前を上げたが、俺としてはかなり過去のこととはいえ、ナルニアに酷いことをした冒険者ギルドにはなんの情報もない状態では行きたくない。


 せめて今の冒険者ギルドがどういう状態なのかは知っておきたい。


 建物内に入ると、受付から注意説明を受ける。


 ...まぁ、問題ないな。全て当然のことだった。逆にマジでそんなことする人いるの?ってくらいだ。


 効率よく本を読むために、本棚を回っていくつかの本をまとめて持って読書スペースに向かう。


「え...そんなに読めるの?ちょっと多すぎない?」


 っと俺の両手に積まれた本の量をみて、ジト目でナルニアが聞いてくる。


「まっ、ちょっとした方法があってね。実践しよう。」


 読書スペースの机に本を置き、1冊とってぱらぱらとめくる。


「...以上。」


「え?絶対読めてないよね?」


「いや、この身体は見たものを瞬間的に記録できるからな。こうするだけで俺の頭の中に入ってる。」


 まぁ、ICE500Zの力だな。


「......ないわー...」



完全記憶能力があったら便利そうですよね。

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