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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第2章 初イベント
87/612

86・PvPしてみた(なまけものとたこやきぃ)

「『ファイアアロー』や!」

「『ブラックエッジ』」


互いの魔法がぶつかり・・・『ファイアアロー』が『ブラックエッジ』を消し飛ばして飛んでくる。すぐさま躱して直ぐ相手の方を向く。

どうやら魔法の威力は向こうが上のようで、『ブラックエッジ』では相殺出来ない。

『ファイアボール』なら何とかなりそうかもしれないけど残り魔力が少ないので撃ちたくない。


「何やそっちの魔法弱いなぁ」

「うるせぇ! 1番弱いやつなんだからしょうがねぇだろ!」


ああもう! こっちはさっきまでの戦闘で魔力少ないんだよ!

魔力が満タンなら『サンダー』や『ブラックエッジ』乱発してゴリ押しするんだが・・・。


目の前でフレア・アルバトロスのたこやきぃが煽ってくる。フレアと付くだけあり羽の部分が燃えており、その体は大きい。翼広げたら俺の身長よりデカい。


ん? 火なら相性的にココアの方が良かったんじゃね?

進化階層的にコイツの相手してるけどさ。


「ほら『ファイアボール』やでぇ」

「ちっ! 『ブラックエッジ』」


『ブラックエッジ』で『ファイアボール』を空中爆破させる。


「『ファイアアロー』」

「・・・『サンダー』」


『ファイアボール』を壊されたたこやきぃはすぐさま『ファイアアロー』を放つ。対して俺はたこやきぃに合わせてボソッと『サンダー』を放った。


「のわぁ!」


そしてすぐさま飛んでくる『ファイアアロー』を躱す。羽部分にかすってちょっとのダメージが入るが、仕方ない。あっちに比べればマシだ。


「あいたぁ!!」


目の前で『サンダー』をモロに食うたこやきぃ。

元々『サンダー』は足元が光るのを確認してからでも躱せるのだが、たこやきぃは自身の火が光源となり足元の光が見えにくい上、ボソッと言った俺の声が聞こえていなかったため来ることに気付かなかったらしい。


「結構効いたっぽいな。『ブラックエッジ』」


不意の攻撃で慌てているたこやきぃに追撃。

が、『ブラックエッジ』は確実に当たるかと思ったところで何かにぶつかる。ぶつかった何かはそのままべちゃりと地面に落ちた。

あれ? 貫通の追加効果は?


「悪すら! 助かったで!」

「気にするな、ほら次来る前に立て直せ」


どうやらガンメタル・スライムが盾となったらしい。しかもメタルとついてるだけあって『ブラックエッジ』を受けてもさほど効いてる気がしない。やはり防御力はかなり高そうだ。


もし防御特化だとしたら、さっきのことから貫通無効とか変な能力持ってるかもしれない。

てかアイツの相手はココアだろ。何やってるんだ!?


「ごめーん! スライムそっち行ったー」


とココアの方を見ようとすると、その前にココアが寄ってきた。


「何してんだよ」

「だってアレ『アクアエッジ』効かないんだもん!」


まぁ俺の『ブラックエッジ』が効いてないんだしココアの攻撃が効く可能性は低いな。


「ねぇ、どうしよう?」

「どうするったって・・・。俺の魔法でもあんまり効いてなさそうなんだよな」


1番弱い魔法だが、それでもこの荒野エリアの魔法使い程度のHPならワンパン出来る威力はある。それでダメなら・・・


「えー! 無理じゃん!!」

「一応『エクスキューション』あるけど、アイツに効くかは分からんし」


もしあのスライムがメ◯ルスライムをリスペクトしてるのなら、一撃必殺なんて効くわけない。


「まぁ一応試してみるか・・・。ココアちょっと頼みがある」

「ふんふん・・・。いいけどミスったらごめんね」

「その時は仲良くオアシス行きだな」


そう言って俺は立て直したたこやきぃとすらいむを見る。

・・・何してんだアイツら?

次回更新は明後日となります

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