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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第2章 初イベント
83/612

82・荒野エリアに行ってみた③

「『ダークランス』!!」

「『アクアエッジ』ぃ!」


ウチの魔法使い2人がバカスカと魔法を撃ちまくって冒険者を攻撃している。お陰で僕とユウさんに出番はない。まぁここの冒険者の戦闘方法からして、僕らの出来ることなんてせいぜい飛んでくる魔法を迎撃するくらいしかない。


ここの冒険者は地形の悪さから戦闘は主に魔法や弓などの遠距離攻撃で戦うスタイルらしい。攻撃は魔法と遠距離攻撃のみにしており、接近戦を行う前衛は魔法使い達の防御に徹している。

その為こっちが接近戦を試みようとすると集中攻撃が来るため近付けず、攻撃が出来ないのでこっちも魔法攻撃をメインに僕たちは防御に徹している。


『クソッ! 『ファイアボール』』

『『アイスランス』』

「『溶解液』」

「『紋切』」


『ファイアボール』は『溶解液』で暴発させ、『アイスランス』で降ってくる複数の氷柱をユウさんが『紋切』で粉々にする。


『『ファイア』

「『ブラックエッジ』」

『がぁ!?』


なまけものが魔法使いを倒し、もう一人もココアの魔法によって消えていく。

戦闘終了と同時になまけものとココアが地面に座る。


「はぁ・・・。こう魔法ばっかり撃ってると疲れるな」

「そうそう。なんかゲームの中なのに喉痛く感じるね」


冒険者との連戦で魔法を撃ち続けた2人は疲れ気味だ。魔力が大分減っているから今日はあと1回くらいしか戦闘ができないな。

それとも、いつもより時間が早いけど今日はもう止めるか。


「そうするか・・・。たまには早めーー」

「ポンタ!!」

「え?」


ドンッ!!


なまけものとの会話中、ユウさんの声に振り向くと同時に体が宙を舞う。回転する視界の端に見たことないサイっぽい魔物が見えた。


「あだっ!」

「ポンタしっかり!」


着地に失敗した僕をユウさんは起こして周囲を警戒する。ユウさんの目線の先にさっきのサイっぽい魔物が居た。他にもロボットと炎を纏った鳥、メタルスラ○ムがいる。戦闘状態の文字からどうやら彼らのパーティに攻撃されたようだ。


すぐさま、彼らをマーキングして情報を確認する。

スライムを除いて、全員が僕らよりレベルが高い。


名前:リョータ

種族:プロテクト・リノゼロス(4)

レベル:21(24)


名前:がり勉

種族:古代機人(アークヒューマノイド)(4)

レベル:21(25)


名前:たこ焼きぃ

種族:フレア・アルバトロス(5)

レベル:23(28)


名前:僕悪いすらいむ

種族:ガンメタル・スライム(4)

レベル:19(19)



因みに僕らのステータスは・・・



名前:ポンタ(竹)

種族:レッド・ヴェノムリザード(4)

レベル:23

特殊スキル:猛毒牙 溶解液 毒肌 毒斬


名前:ユウ(柳)

種族:オーガナイト(4)

レベル:23

特殊スキル:追い剥ぎ 装着 剣技(1)(雷斬、紋切) 鼓舞


名前:なまけもの(榊)

種族:ダーク・スカルデーモン(5)

レベル:24

特殊スキル:ファイアボール+ ブラックエッジ++ ダークランス+ サンダー+ エクスキューション


名前:ココア(柊)

種族:アクア・フェアリーバード(4)

レベル:23

特殊スキル:ヒーリス+ アクアエッジ アクアウォール ヒールサークル


「なぁ、あいつ俺のタックルくらってもHP半分しか減ってないんだけど・・・」

「お前と一緒で防御高いんだろ。てか、お前毒ってるぞ」

「マジで? マジだ!」

「オーガナイトとスカルデーモンがヤバそう・・・。後は知らん」

「妖精居るな。回復持っとるかも知れんしあれから倒したらええんちゃう?」

「いやあのオーガナイトからだろ。あれ絶対ヤバイって」

「確かに色々ヤバイなぁ」


なんか向こうでギャーギャー騒いでいる。

もう攻撃しても良いよな?

次回更新は明後日の予定です

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