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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
8/612

7・再合流してみた②

名前:ポンタ(竹)

種族:サーペント

レベル:1

特殊スキル:毒牙


名前:なまけもの(榊)

種族:スケルトン

レベル:1

特殊スキル:投骨


名前:ココア(柊)

種族:レイブン

レベル:1

特殊スキル:羽矢


名前:ユウ(柳)

種族:ゴブリン

レベル:1

特殊スキル:物拾い



「初期種族が多いとはいえ、よく被らなかったな」

「確かにな」


バランスがいいかは分からないけど、種族が偏ると良くない。打ち合わせしていないけど、みんなばらけて良かった。


「ユウは何でゴブリンにしたんだ? ゴブリンって人気ないだろ」

「何でって・・・。1番人間に近かったから。これだと操作しやすいと思って」

「ええ~! ユウちゃん魔物だよ? 魔物なんだよ!? 普通人から離れない?」

「待てココア。どれを選ぶかはその人の自由だ、決めつけは良くない。それにゴブリンだって進化したらどうなるか分からないぞ?」

「でも~・・・」

「それにゴブリンって当たりかもしれない。選ぶ人が少ないから対策うたれて無いだろうし、戦闘しやすいと思う」

「確かにな。こんだけプレイヤー居るのに、ゴブリンはユウだけだし」


周囲にはかなりのプレイヤーが彷徨いている。割合で行くと犬や、猫種が2割程。蛇種と鳥種が1割ずつ、死霊種は0.5割位か。後は植物種や人形種などが足して1.5割程居て、スライム種が4割近くと言った所か。


「いやスライム多くない?」

「そりゃ人気あるからな。某ゲームで有名だし、魔物といえばスライムが出てくるし」

「でもスライムって弱いイメージしか無いわ」

「それも某ゲームのイメージだな。毎度最序盤に出てくるザコモンスターだからそういうイメージがあるだろうが、そうでも無いぞ」

「スライムって流動するから物理攻撃が効きにくいんだ。それに体の形状を変化させて擬態できる場合もあるし、なんでも溶かすこともできる。それに分裂や合体も自在だし何でもありだ」

「何それ?凄く強いじゃん!」

「設定だけならな。このゲームのスライムは知らないけど、進化していけばそんなスライムになれると思ったプレイヤーが選ぶのだろう」


それでも多いけど。

見回せば、どの方角でもプルプルした物体が見える。これだけいたらどんな戦法でもすぐ対策されそう。

恐らくちょっとしたら、レベル上げられずに種族変更するプレイヤーばっかになるだろうな。


「ココアがレイヴン(それ)選んだのは、やっぱり飛べるから?」

「うん。植物と迷ったんだけどこっちにした。植物って面白そうだけど飛べる鳥の方が良いかなって・・・。空高くから見えるの凄い!」

「視点高いのいいよね。蛇は体起こさないと視点が凄い低いから周囲が見にくい」

「でもスカートの中とか見れるよな。いいじゃねぇか」

「・・・・・」

「「最低」」

「・・・冗談だよ」


女性2人のなまけものを見る目が冷たい。

この状況では見たとは言えない。中は真っ黒で何も見えなかったけど、覗いたのは事実なので黙っていよう。


「ああ、もう!! ほらもう行こうぜ、な!」


2人の目線に耐えきれなくなったなまけものは声を上げた。


「そうだねー。早く行こっ!」

「分かったわよ」


オアシスでだべってても意味ないもんな。

僕たちはフィールドに向けて移動を始めた。


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― 新着の感想 ―
[一言] ピット器官あるのに熱感知はできないのかな? あと人型は情報量少ないとはいうが相手人間なら人型は模擬戦等でむしろ慣れてそう 人型だけど人間の可動域外を利用した攻撃等で対応する必要あるからやっ…
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