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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第2章 初イベント
57/612

56・次のオアシスに向かって出発してみた

やる事は変わりませんが、一区切りついたので今回から新章になります

「あ、赤紫蘇買うの忘れた」

「何だよ急に・・・」


第2オアシスに向けて湖畔エリアを横断中、ふと思い出す。今日の買い物で買おうと思ってたのにすっかり忘れてた。くそぅ・・明日の朝一でやろうと思ってたのに。


「ごめんごめん。いや梅干し用の赤紫蘇を買おうと思ってたんだけど・・・特売に目が行き過ぎて買うの忘れた」

「主夫か! 何で梅干しなんて作るんだよ」

「だって買うより安いし。それに梅干しあれば朝のおかず無しでもいける」

「へぇ、いいわね梅干し」


給料だってまだ少ないんだから、節約していかないといけないしな。

梅干しの話をしてるとユウさん達が話に入ってきた。


「ポンタ、私は酸っぱいの駄目だからね。甘いのがいい」

「私はどちらかというと酸味が強い方がいいわね」


そう言って2人は僕の体をぽんぽんっと叩いてくる。


「言っとくけど2人の分は無いよ!」

「「ええ~・・・」」

「俺の分はあるよな?」

「無いよ!!」


全く・・・何で自分で作ろうとしない。調べれば誰にだって出来るだろうに。まぁどうせめんどくさいとかそんな所だろうな。

強請られても困るので、さっさと話題を変えよう。


「と、ところでさか・・なまけに聞きたいことあるんだけどさ、今朝次のイベント来るとか言ってたよな?」

「ああ、あれか」

「イベント内容って分かった?」


朝の買い物途中になまけものから次のイベントについて聞いた。MWR発売後直ぐに第1回イベントがあったので、今回は第2回目らしい。内容はなまけものもまだよく知らなかったので、帰宅後に調べて貰っていた。


「イベント?」

「運営が定期的に行ってくれる祭りみたいなもんかな。イベントごとにルールが決められてて、いつもと違った感じのプレイができる」

「ランキングもあって、場合によっては報酬も出るぞ」

「マジで?」

「え~! 報酬って何?」

「スキルとか経験値。あと何かあったけど忘れた」

「え、スキル? ねぇねぇ、何のスキル!?」

「さあな。ネットには載ってるけどあえて見てない」

「スキルは良いわね。種族上取れないスキルとか取れると戦術が広がるわ」


スキルが貰えると聞いて、ユウさんのテンションも上がってきた。

なまけものによると、報酬はポイント交換制らしい。ポイントはイベント後も持ち越せるらしく、一度のイベントでポイントを貯めきる必要はない。助かるけど・・・そう言う場合って交換ポイントが凄い量なんだよなぁ。


「必要ポイントはイベント開始してからのお楽しみという事で。で、イベント内容なんだけど、今回は総力戦だってさ」

「総力戦?」

「やる事はいつもと変わらないよ。場所と時間が固定されるだけ。イベント時間内に倒せば倒すほどポイントが貰えるし、強い奴程ポイントの量が高い」

「つまり強い奴を多く倒せば良いのね」

「そう言う事。1回のイベント時間は1時間だからもたもたしてるとすぐ終わるぞ」


イベントは0~1時、3~4時、6~7時と2時間置きに行われるらしい。結構な頻度で行われてるが、仕事の都合上出来るのが18~19時、21~22時だけかな。


仕方ないけど、ほぼ参加出来ないな。


「いつから?」

「来週金曜の昼から」

「じゃあ今のうちに少しでもレベル上げしといたほうが良いわね」

「おうよ。けどオアシス着いてからな。また着かずに終わるのは嫌だしな」


なまけものの意見に賛成し、僕達は半ば駆け足で次のオアシスに向かった。


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