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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
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55・打ち上げ

発表会後、今日は居酒屋で打ち上げ会を急遽行うことにした。

なので今日はゲームはなし。まぁリアルかゲームかだけで、メンバーは同じなので気にしない。

ちなみに居酒屋に来ておいて酒を飲んでる奴は誰もいない。


「なんだよ。誰も飲めねぇのか?」

「私は駄目。弱い家系なの。それに飲めないのは榊くんもでしょ?」

「いや、飲めるぞ。ただ酔うと記憶が飛ぶから止めた」

「それただの飲み過ぎでは?」

「一杯で酔うんだ」

「「「弱いだけじゃん!!」」」

「そう言う2人はどうなんだよ!」

「僕はそれなり。ただ明日車乗るから」

「私、あの味嫌い」


まぁそう言いつつも、飲むことは殆ど無いけど。柊さんと一緒で、酒は美味しいと感じない。


「なら今度やる時は食べ放題とかの方がいいのか?」

「そうね」

「ケーキバイキングならOK!」

「夜にそれは無理・・」

「まぁ考えとく」


おい榊、仕事終わりにケーキバイキングは止めろよ。

とそんな事を話しつつ、話題は今日の発表会の事に変わる。


「ほんと、社長が理解してくれて良かったわ」

「それな。他の発表見てやらかしたかと思ったわ。マジでうまくいって良かった・・・」

「それ、発表してる僕が1番思ってたぞ。発表中の社長らの目、マジで怖い」


ゲームって言った瞬間のざわつきヤバかったしな。総評の後は別の意味でざわついててたけど・・・。


「竹くんほんとお疲れ様。あれ、私だったら泣いてたかも」

「あたしは絶対あの質疑応答無理!」

「でもあの副社長の「え?」って顔面白かったよな?」

「だよね。というかいつの時代の話してるのかって思った」

「そう? 私もMWR始めてなかったらアレくらいよ?」

「と言うか僕あの時、どう返そうか悩んでたんだけど・・・」

「そういえば竹も「え?」ってしてたな」


コイツは・・・、今度同じ機会があったら榊に発表させてやろう。あの場に立ってたら緊張半端ないぞ。大体真っ先に質問するのが社長とかやめてほしい。


「でも質問内容は予想してたんでしょ? さっと切り返してたし」

「そうそう、カッコ良かったよ!」

「まぁ、「なんでゲームにしたんだ?」的な質問はされると思ってたしな。それかただただ怒られるだけか。まぁ怒られたら言い出しっぺの榊のせいにするつもりだったけど」

「こっわ!! 俺を会社から抹消する気か!?」

「ははは・・」


打ち上げ会は楽しい雰囲気の中進んでいく。そんな中、榊が聞いてきた。


「なぁ? お前らはこれからもMWRするのか?」

「そうね・・・。わざわざ買ったんだし、止める気はないわ」

「まだやるよ!」

「僕もやる。なんだかんだまだ最初のステージだしさ」

「そうか・・・」

「あれ? 榊くんは引退?」

「しねーよ。ただやる時間は減るかもな。実習終わったし、来週から本格的に仕事しないといけないし」

「確かにな。残業とかするとやれる時間は減るよな」

「じゃあ私達は先進むから頑張って追いついてね?」

「ふっふっふ。榊くんは我らがパーティ中でも最弱・・・」

「ちょっと待て、勝手に弱い者扱いするな!そこは「手伝うよ」的な事を言うことだろう!」

「冗談よ。遅れた分は土日手伝うから」

「分かったよ。よーっし、明日は朝からガンガンレベル上げてやるぞ!」

「あ、明日の午前は無理」

「私も」

「ん? 2人はデートか?」


またそんな事いうか・・・。たまたま用事の時間が被っただけでさ。

一緒に出かけるのは確かだけど。


「違うわよ。竹くんと買い物」

「デートじゃん! え!? いつから!?」


柊さんが食いついてきた。


「違うって。日用品の買い出しだ。明日1割引きのスーパーがあるんだけど、ちょっと遠いから僕の車で行くだけ」

「なんだよ、そういうことか・・・。俺も乗せてくれ! そろそろヤバいんだ」

「じゃあ私も!」

「なら明日の朝9時半に寮前に集合な」

「「「了解ー」」」


結局全員で行くのか・・。まぁ、いいけど。

その後夜遅くまでダベり、翌日榊は遅刻した。


いつも読んで頂きありがとうございます

次回から新章に入る予定です。

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[気になる点] 軽自動車で4人乗ったら一週間分の荷物なんて載らないだろ
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