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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
54/612

53・戦闘終了してみた

「終わった・・・」

「終わったわね」


消えてくロイゼンを見送り、一息付く。そんな僕らになまけもの達の声が届く。


「こっち! 終わったんならこっち手伝え!」

「まだこっち敵いるよ!」

「そうだった。ユウさんはここで待ってて、ココアと交代してくる」

「分かったわ」


ユウさんのダメージが1番酷いので、ココアに回復するようお願いし冒険者退治を開始する。援軍と言っても、所詮は草原エリアの冒険者なのでそこまで強くない。『溶解液』を片っ端からぶっかけて終わらせた。


「助かったぜ」

「なまけ、魔法は?」

「前の自爆があるから自重した。この辺の冒険者だと杖で殴っても勝てるし、今の残り魔力ならダメージも無いしな」

「なるほど」


1人1人、杖でゴスゴス叩いてたから魔力が切れたのかと思ったが、そうではなかったか。

最後の1人を倒してユウさん達の元に戻る。ユウさんは半分ほどまで回復していた。ここまで回復すれば倒される心配はないだろう。


「お疲れ様」

「おつかれ」

「おつかれ~」

「お疲れさん。はぁ、ヤバかったな」

「だよねぇ。最後冒険者増えたのヤバかったぁ!」

「その割にはずっと俺を盾にして、慌ててる姿見て笑ってたよな?」

「ちゃんと回復もしてたし良いじゃん!」


ココアは自分で避けるよりなまけものを盾として防ぐ方が楽だと気付いたらしい。

パーティの時はいいが、慣れると1人でやる時が辛いぞ?


「そんなことよりさ、ロイゼンどうやって倒したんだ? 肝心な所見れなかったんだよ」

「大丈夫、僕目線だけどちゃんと録画してるから」


資料用に戦闘開始からずっと録画しておいた。映像を共有してみんなで見る。


「最後の止め前のユウの攻撃って・・・」

「『雷斬』。雷の如き速さで斬る技だって。ロイゼンが使ったから『風切』と入れ替えたの」

「速過ぎて見えないな。使ったらどんな感じなんだ?」

「瞬間移動したみたいな感じになるわ。対象と移動距離を決めた瞬間そこに居る感じかな。速いのはいいのだけど、速過ぎて敵に攻撃がちゃんと当たってるか分からないのよね・・・」


それでもかなり強い剣技だ。ちょっと羨ましい。


「じゃあポンタの『溶解液』と交換しない? アレ遠距離攻撃で威力も高いから良いよね」

「『ファイアボール』は? 威力高いぞ」

「要らないわ。だって自爆技じゃない」

「おいおい、さっきそれで助けてやったじゃん!」

「そのせいで増援呼ばれたじゃないの・・・。大体あの時は『ブラックエッジ』でも良かったんじゃないの?」

「そう言われるとそうだな。威力重視で選んだわ」

「まぁそうだと思ったわ」

「ところでユウちゃんそれ何?。 新しい剣?」

「これ? これロイゼンのよ。ロングソード折れたから貰っちゃった。軽くて振りやすい」

「え~! いいな~!」


ココアは剣を近くで欲しそうに見ている。

それを見ながら休憩してるとなまけものが寄ってきた。


「ところでさ、実習的にはこれで完了でいいのか?」

「ああ、一応目標達成したし。ロイゼンを倒した画像は、さっきの動画の静止画を発表資料に乗っけとくよ」

「じゃあ後は発表して終わるだけだね」

「だな」

「一応聞くけど誰が発表ーー」

「「「ポンタ」」」

「ですよねぇ・・・」


まぁそういわれるとは分かってたけど。

少しは考えて欲しかった。


僕たちは、その後少しレベル上げをして今日はお開きにした。

次回更新も明後日の予定です。

すみません

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