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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
476/612

475.進化先を確認してみた

タイニーン:ある伝承では海を泳ぐ大きな怪獣、ある伝承では空を舞う大きな龍。そしてある伝承では隣人。ある伝承では霧と共に姿を変え、真の姿は誰も知らない。戦闘の記述がないのは、タイニーンの霧の向こうへと挑んだ者が誰1人帰ってきていないためである。


あれ・・・、これだけ?


解散後に1人残って進化先をチェック。しかし戦闘に関する情報が無さすぎて困る。

最後の一文から弱くはない筈だが、戦闘方法が分からないと博打になるので躊躇してしまう。個人的には毒系のスキルと中距離スキルは残しておいて欲しいぞ。あと回復もね。あれにどれだけ助けられたか分からないくらい重宝してるんだから。


明日も面倒な予定あるからサクッと確認して進化しようと思ってたのに・・・すごい悩む進化先だ。


「やるか・・・やらないか・・・」

「どっちなんだい? やーる!」

「・・・勝手に決めるな」


いつの間にやら戻ってきたなまけものが勝手に決める。当然却下だ。


「早よ寝ろ」

「お前もな。まぁ進化先見たら寝る」

「あ、やっぱり出てた?」

「おうよ。まぁ今の延長線みたいな感じかな。全体的強化された感じになりそう。ただ【海難】倒したからか水系の変なものが付く感じか」

「変なもの?」

「それはよく分からん。海の上歩けるとかそんなんじゃね?」

「超いいじゃんそれ」

「『飛翔脚』取る前だったらな。船もあるし要らん」


話を聞く限り今の戦闘方法は変わらず、補助的な何かが追加される感じらしい。しかしなまけものは「海歩けるよりよ、SG無しで飛べるようになってほしいぜ」と乗り気ではないらしい。


「お前は?」

「戦闘関係何も分からない。姿は変えられそうだけど」


海の怪獣、空の龍から泳げるのと飛べるのは確定と思っていい。あと人型にもなれそうだ。霧という文字がちょこちょこ出てくるところから、霧を使った戦いなどをするのだろうか?


視界を奪うくらいしか思いつかないけど、霧の体だったら物理攻撃効かなくていいかもね。


「待て。それだと俺が乗れないだろ! 却下だ!」

「乗るなよ。でもそうか、乗られることがなくなるのか・・・。それはいいな」

「駄目だぞ! ユウに言いつけるぞ!! 言うぞ!」

「やめろよ! それだけは絶対やめろよ!」


子供か!

でも言われると困る。絶対怒られるから。

いや怒られるのおかしいけども!

とりあえずユウさんに言ってからにしよう。後が怖いし。


「しょうがないなぁ。じゃあちょっと保留で」

「そうしろ、そうしろ」

「何が、「そうしろ」だよ・・・あ・・・」


よそ見をしたのがいけなかった。

進化のキャンセルボタンを押したつもりが・・・ズレた。OKへと。


「どした?」

「ごめん。進化押しちゃった。てへ♪」

「てへじゃねぇ!」


僕もそう思う。

直後僕の体が光に包まれた。

次回更新は3日後の予定です。

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