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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
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474.オアシスに戻ってみた

転送先のオアシスでボーっとする。

なんだかんだ最後はあっさり終わったため消化不良感がある。いろいろ回って対処してからの戦闘だったので、もう少しボスを倒したという達成感が欲しい。


いや・・・・それだと戦闘がさらに面倒になるだけかもしれない・・・。やっぱりあのままでいいや。


「消化不良ねぇ・・・? こっちは知らないうちに終わって凄いモヤモヤしてるんだが?」


オアシスに戻って少ししたらみんなが転送してきた。手を振ると全員からもれなく一撃をもらう。曰く「一人で倒してんじゃねぇ」、らしい。


「私なんてダメージすら与えてない」

「あたしもだけど、あたしはかなり貢献した! 2人と違って!」

「「ああっ!?」」


ふふんと鼻を鳴らすココア。2人に睨みつけられるも気にした様子はない。少しの間言い争いが始まるが、そういうのは終わらせてから来てほしい。

再度ボーっとし始めると、最終的に物理で2人を叩きのめしたユウさんが戻ってくる。


「というか何があったの? 急にチャットきたと思ったら【海難】がすごい速さでダメージ受けて死んじゃうし、ポンタもすぐに死んじゃうし」

「【海難】が海の中で『水化』解いてたのが見えたんだ。だから攻撃できるんじゃないかなって。ついでにあの魔法避けれる確認もしたかったし」

「じゃあ何? 『蜃気楼』は使えないじゃなくて使わなかっただけなの?」

「あ・・・」


そういえば噓ついてユウさんに逃げてもらったんだった。あ、嫌だってユウさん海入れなーー


「まったく・・・飛んで避けるの苦労したのよ」

「すみません・・・」


軽くポコリとされただけで済んだ。


「じゃあよぉ、海の中だと【海難】は攻撃し放題だったのか?」

「いや、あの魔法発動中だけだね。終わった直後に海中用の魔法で攻撃してきたし」

「なるほどな。それであのダメージか」


納得と言わんばかりに頷くなまけもの。


「けど海の中で戦闘する方が楽だったかもね。多分泳げる魔物使っている人はあまり苦戦しないんじゃないかな」

「かもな。まぁ種族で難易度変わるのは最初からだしそうだろう。お前だって飛べるからだいぶ楽な方だろう?」

「だね」

「私なんて相性最悪だから、ポンタいなかったら戦闘にすらならないわね」

「つまり要らないというこーー」


なまけものはオアシス場外へ飛んでいった。


「そんなことないと思うけどね。僕も飛べるとはいえ、『破砕突き』なかったら何もできないし。結局スキル構成次第だと思うよ」


ユウさんだって『飛翔脚』をうまく使えば戦えるだろう。ただそれでも足場がいるので、足場用の船を何隻も用意するなどのもう一工夫が必要そうだが。


「そこまでして戦いたくないわ」

「そこまでしなくても戦いたくないよ~」

「というかもう色々面倒すぎて2度と戦いたくない」

「「それ!」」


全員の気持ちが一つになった。

あ、そういえばインフォメーションで何か来てたな。


「・・・タイニーン?」

次回更新は3日後の予定です

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