表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
467/612

466.作戦会議してみた

「凄いコブの量だな・・・」

「誰かさんが助けてくれないせいでな!」

「どうせ待ってる間、暇で足しただけでしょ? ほら、作戦練るわよ」

「・・・もうちょっと面白がってくれてもいいと思う。あと労ってくれてもくれてもさ」

「労る方がついでなのか・・・」


コブを払うように振り落とし作戦会議を始める。


「まぁ作戦考える前に攻撃当てる方法考えなきゃいかんな。ドームの切れ目にタイミングよく撃つだけではダメなのか?」

「ダメね。避けたり、ガードしたりしてくるわ。当てるのであれば同時攻撃するしかない」

「ついでに言うと、相手の攻撃を避けてると切れるタイミングが分からなくなるから、一人に時間測ってもらって攻撃するタイミングを支持してもらった方がいいかも」

「なる・・・。回避しながら撃つのは問題ないか?」

「相手との距離次第かな。『ウェイブスピア』をガードすればある程度までは近付けるけど・・・」

「じゃあ逆に密着した方がいいんじゃない~?」

「近付きすぎると『タイダルウェイブ』と『ウェイブブレイク』が来るわね。密着状態だとほぼ回避不可ね」

「海に潜れば避けれると思うんだけど~」

「賭けだが『タイダルウェイブ』はそれでいけそうだな。『ウェイブブレイク』はどうだ?」

「海中爆発だからねぇ・・・無理じゃないかな。むしろ爆発に巻き込まれるだけだと思う」

「でもあれは爆発位置指定してからちょい時間あるし、横に移動するだけで避けれるっちゃ避けれる。運もあるけど」


そう考えると密着した方がよい気もする。ただ回避が難しいうえ、潜るとなるとユウさんがアウトなので僕は無理だな。

なまけものも「俺はダメだな」と首を振った。


「確実に回避できると断言できればやるが、分からない以上無理できん。そもそも海上にいるあいつに近付くには、ココアの『アイスウォール』必須だ。滑る上で思ったように動けるとは思えんし、SG消費もバカにならん」

「それだけど『生成』使ったら? ココア持ってるでしょ」

「それ、俺が乗っても平気な板とか出るのか?」

「出るよ。ほら」


ドスッとなまけものの上に板が落ちてきた。ただのまっ平らな板で、大きさはなまけものが丁度乗れる程度。大きくするとその分SGを消費するとのことなので、必要最低限にしたようだ。


「浮かべてみて」

「・・・おう」


「何故俺の上に出したんだ」と言いたげななまけものは、それを抑え、オアシス中心の池に浮かべてみる。板はオアシスに沈んだ。


「乗る前から沈んでるっ!!」

「あれぇ? じゃあコレは?」


またなまけものの上に落ちてくる板。どう『生成』したのか知らないが、さっきよりも軽いようで今度は池に浮かんだ。なまけものはそれを片手で押して浮力を確かめる。


顔が言っている。「これ絶対無理なやつ」だと。


「なまけ、ゴー」

「乗るけどよぉ、絶対無理だろ・・・」


僕も無理だと思う。とりあえず火でも起こしておこうかな。

次回更新は3日後の予定です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ