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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
43/612

42・野営地を攻めてみた②

焚火と燃えるテントが辺りをを照らす中、僕達は1人1人確実に倒す。流石に冒険者の数が多いのである程度のダメージは受けるが、上空に居るココアが定期的な回復をしてくれるので何とかなっている。


「こっち終わったわ! ポンタ大丈夫?」」

「僕は大丈夫! なまけものの方に行ってくれ!」

「了解。ほんと馬鹿のせいで大変ね」

「その分大分早く終わりそうだけど・・・」


突撃する時に遡るが、野営地に近付く途中急に「テント燃やしたら一網打尽に出来んじゃね?」なんて言い出したなまけものは、『ファイアボール』をテントから湧いてくる冒険者もろともテントにぶつけた。

結果、1人ずつ出てきてた冒険者が、テントが焼けて一斉に飛び出してきた。しかも全員激おこ状態でだ。何やら『新品のテントが!』とか、『家族写真が!!』とか、『姫様のブロマイドがぁあああ!!!』とか個々に叫んでいる。

そして全員が我先にと突っ込んできた。


「どうするの? アレ」

「なまけものが全部なんとかするだろ。元凶だし」

「いや待って!? アレ全部俺1人じゃ無理!」


まぁそうだろうな。ぱっと見でも 10人は軽く超えている。どうやら冒険者が多い野営地だったようだ。さっき負けたプレイヤーもこの人数にやられたのだろう。


「とりあえず手分けして倒すけど・・・、数減らすまでは囮よろしく」

「え? マジで?」

「『硬質』使えば大丈夫でしょ? それにココアも居るし。出来る限り早く終わらせるから」

「じゃあ僕達は左右から回り込むから」


そして冒険者との戦闘が始まり今に至る。

数が多いだけで冒険者単体の強さはさっきまでレベル上げしてた冒険者と大差ない。なので手こずることもなく倒せる。『溶解液』も解禁したので沢山居た冒険者は2分と経たずに半数以下まで減っていた。

集団リンチされていたなまけものの体力も、ココアの定期的な回復のおかげで問題なさそうだ。

しかし相変わらず無駄に防御力高いな。ガンガン剣で斬られてるのにHPバーの減りが遅い。そんなに攻撃されたら僕なら10回は死んでるぞ。


「ん!?」


自分も周りを倒してなまけものに寄ろうとした時、誰かの影で目の前が少し暗くなる。同時に身の危険を感じて飛び退くと、その場に人の身長ほどある大きなハンマーが振り下ろされる。

衝撃で地面が少し凹んだ。アレくらったら1発でHP消し飛ぶな・・・。


『ちぃ! 外したか。チャンスだと思ったのによぉ』


ハンマーの持ち主は片手で巨大ハンマーを持ち上げる。持ち主は他よりも一回り大きな人間で、髭ボーボーの筋肉ムキムキのマッチョだ。顔は山賊と言われても納得できるくらいの悪人顔だ。自信があるのかニヤニヤしてて、余計気持ち悪い。

とりあえずマーキングと・・・


名前:ドラッグ

職種:冒険者

レベル:20

ランク:D


レベル高っ!

次回も更新は明後日になる予定です。すみません

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