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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
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39・先に進む事にしてみた

レベル上げしているなまけもの達と合流。

2人はあれからずっとレベル上げを行なっていたようで、それぞれレベルが1上がっていた。


「調子どう?」

「やっぱり魔法は楽だな。出会った瞬間ぶっ放して終わるし、レベル上げが簡単過ぎる」

「じゃあココアは何してるんだ?」


戦闘自体はなまけもの1人で余裕らしい。さっき見えた戦闘も魔法を撃ち続けているだけで複数の冒険者相手に完封していた。そこまではいいけど何故ココアはなまけものを回復してるんだ?

ダメージ無いはずだろ?


「暇」


聞いたらむすっとした顔で言われた。つまり暇だから回復してただけか。

ココアも『羽矢』で攻撃したらいいのに。


「なまけものの魔法の方が速いの。怠け者のくせに速いの!」

「怠け者違うわ!」

「でも動き遅いよな」

「動きたくないから魔法使うんでしょ」

「怠け者じゃない!」

「違うわ!! たまたま使いたい種族と、戦法がそうだっただけだ」


まぁそうだけどね。名前を[なまけもの]なんかにするから。


「はぁ、もういい。それよりさ、4人揃ったしもっと敵のレベルが高いところ行こうぜ。そうすればココアの回復も使う機会が増えるだろうし」

「レベルの高い場所?」

「ああ、同じエリアでも場所によって冒険者のレベルが変わるんだ。草原や森エリアは差があまりないが、ここは第2オアシスに続いている為差が大きいんだ。だからあっちに行く程、冒険者のレベルは高い」

「でも高いと強いんでしょ? 今の私たちで大丈夫?」

「なまけもの1人でもこの辺は余裕だから大丈夫だと思うよ」

「そもそも俺らのレベルってもう第2オアシス行ってもいいレベルなんだけどな・・・。そうだ、なんならこのまま第2オアシスまで行くか? ちょっと遠いけど」

「そうなるとさ、ロイゼン倒すためにまたこっちのオアシスへ戻って来ないといけなくなるんじゃないか?」

「オアシス間は転移出来るから大丈夫だ」

「ならいいけど。2人はどうする?」

「「いいわよ」」


2人は顔を見合わせてから頷いた。



ということで移動を開始。

この湖畔エリアはエリア中心に大きな湖があり、一応泳いだり潜ったりするもできる。とはいえ冒険者が泳ぐことはないので、戦闘するのであれば湖の周りを歩いていればいい。

なのに・・・


「多いな・・・」


湖は夏の市民プール並みに沢山の魔物が泳いでいる。潜ったり、速く泳いだりとやることは魔物それぞれだけど一体何がしたいんだろう?


「ああする事で水への適正(適性)値が増えるからな。トッププレイヤーの1人がブログで、ここで水系の魔物に進化したなんて書いてたのがまとめられてたから、みんなそれ見たんじゃないか?」

「確かにこの辺りで水の適正(適性)値はここだけだもんな。そのトッププレイヤーって今は何になってるんだ?」

「今はスノウレオパルドらしいぞ。水系から氷系に系統チェンジしたらしい」

「氷系もいいよな。強そうだし」

「お前はそっち系に行くのか? 俺は闇一択だけど」

「決めてない。でもドラゴンって何となく火とか闇とかが多いし、そっちになるんじゃないかと思ってる」

「氷も居そうだけどな。あ、闇系統は2人も要らんからなるなよ?」

「その時はお前が氷になればいいじゃん」

「やだよ」


まぁ系統が被ってもいいんだけどね。

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