3・チュートリアルしてみた
しっくり来ないので小説情報等がコロコロ変わってます。
申し訳ありません。
『ここはオアシス。この世界の交流場所であり、世界中に複数点在します。ここは非戦闘区域になっており、攻撃行動はできません。交流自体は世界中何処でも出来ますが安全に行えるのはここだけですので、お気をつけて下さい。又HPを回復したい場合は、ここに戻って来ることで全回復しますので、フィールドでダメージを負った場合はここまで戻って来て下さい。特殊な魔物や、一部のスキルがあればフィールドでの回復も出来ますので、興味のある場合は探してみてもいいでしょう。さて・・・ではあちらからフィールドへ出てみましょう』
キャラメイクが終了したらオアシスと呼ばれた場所へ転送された。青い花が周囲にいている森の中にある小さな湖の様な場所だ。
違和感しかないほど目線が低い。もしかしてと思い水辺を覗くと、映っていたのは蛇だった。
さっき選んだ蛇と全く同じ姿の蛇が映っていた。
「おお〜・・」
意味もなくその場でくるくる回り、ピョンピョン跳ねてみる。その後はオアシスのエリア中を走り回って何かないか探す。新しい町に着いたら隅々まで探す癖のせいで、無視して先には行けない。コントローラーがあれば隠しアイテム探すため、ボタンを連打している所だが、ヘッドギアで脳波を読み取り操作できるので、今回は連打出来なかった。
軽く10分近く無駄にウロチョロした後、定期的に『フィールドはあちらです』と連呼するナビに従って外に出た。
『では次に戦闘になります。ですが貴方は魔物です、人間のような行動は取れません。ここでは蛇の基本的な行動を説明します』
「お願いします」
返事がないのにお願いしていた。
丁寧な口調で言われるとたまにやってしまう。
教えて貰った蛇の行動は、噛む、締め付ける、呑み込む・・・、それだけ。
・・・うん知ってた。
『後は特殊スキルです。魔物が持つ固有技と思って下さい。進化の際に消えたりする場合がございますが基本進化前のスキルは消えることがありません。なので最後同じ魔物に進化しても、進化の過程次第で持っているスキルは変わってきます。初期のスキルを最後まで使える場合もございますので、使えるスキルは使い慣れておく事をお薦めいたします』
そうなの?
蛇のスキルって何だろう。キャラメイクの時は姿と種族しか見せて貰えないからわからない。
『では実際に使ってみましょう。蛇の特殊スキル『毒牙』と言って見て下さい』
「毒牙」
・・・・・
あれ?何も起きない?
『そのまま相手に噛みつく事で相手を毒状態にすることができます。試しにあの魔法使いに噛んでみてください』
「あ・・・まだ続きあった」
目の前に棒立ちの魔法使いが出てきた。
言われた通り噛んでみる。噛んだ所が紫色に変色した。これで毒が入ったみたい。
それにしてもちょっとこの魔法使いスカート短くない? 毒よりそっちが気になる。
蛇視点だと中見えそう・・・、いや、見れる!
・・・・・
ああ、まぁそうだよね。
真っ暗で何も見えなかった。
ちょっと虚しい。
『毒が入ると、継続ダメージが入ります。自身が毒になった場合も同様ですが、HPと同じで毒を治すにはオアシスに移動しないと治せませんのでご注意下さい』
それも戻らないとダメなのか。思ったよりも面倒かも。
『ではこれで以上です。このチュートリアルはヘルプ画面からいつでもできますので、分からなくなった場合はそちらから再度受けることができます。又、他の操作や実戦練習も出来ますので、慣れない場合は何度も挑戦する事をお勧めします』
やっと終わった・・・。
もうチュートリアルは当分いいや。
『では良い魔物ライフをお楽しみにください。お疲れ様でした』
「お疲れ様でした」
音声が消え、周囲が光に包まれる。
そしてオアシスの中央に立っていた。
「よし、みんなと合流しないと。ゲーム内チャットが出来るんだよな? ・・・どうやるんだ?」
目の前に現れる操作パネルからチャットを探す。・・・ない
そうだヘルプ! ヘルプに載ってる筈! ない!!
・・・・・
え? どうしよう・・・
その後、10分くらい四苦八苦して分かった。
というかそこ歩いていた親切な骨に教えてもらいました。
・・・言葉で開くとか気付かないよ。
これみんな分かるのか?