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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
37/612

36・進化後を試してみた

ユウさん達が来るまで湖畔エリアを探索。このエリアは次のオアシスに続いているので、このエリアを軽々抜けられないと、第2のオアシスより先のエリアでは戦闘が厳しくなる。

それに第2のオアシスの先はPvPも可能なエリアだ。現在は盛んに行われていないらしいが、プレイヤーの中にはPvPメインのプレイヤーも居るので、出会えば戦闘することもあるだろう。


なので今のうちにレッドサーペントを上手く操作できるようになっていないといけない。


『ついてねぇぜ・・・』


目の前でまた1人、冒険者が消えていく。この湖畔エリアでも1〜2人程度なら僕となまけものだけでも全く問題なく、3人居ても今のところは苦戦はしていない。

ここにいる大半の冒険者は、なまけものの魔法でほぼ一撃だから。


「いやー魔法って楽だよな。わざわざ近付かなくて済むのがいい」

「いつも歩いて寄っていくしかなかったもんな」

「そうなんだよ。動き遅いから絶対先制取られるし、素早い冒険者にはヒットアンドウェイされる。そうしたら攻撃当たらん」

「魔法は? 全部当てられてるけど当てやすい?」

「エイムアシストがあるからな、今のところはこれがあれば当たる。『ファイアボール』は威力がデカい、攻撃がちょっと遅い。『ブラックエッジ』は攻撃速いが、当てる場所によってはダメージが少ない。消費魔力は『ファイアボール』の方が大きいな。理想は『ブラックエッジ』でヘッドショットが1番効率いい。そっちは? ポンタのスキルはどんな感じ?」

「全体的に強化された感じかな。特に『毒肌』はこれ常時発動してるみたいだから凄い楽」


尻尾で叩くだけで相手が毒になる。と言っても肌に当てなきゃいけない上、必ず毒になる訳でも無いから、毒ったらラッキーぐらいのスキルだけど。

『猛毒牙』は『毒牙』が単純に強化されたスキルで、確率で猛毒にし確実に毒状態にする。ただ進化して目立つようになったから今までのような奇襲が出来ない。

そのため強いけど使う機会としては減っている。


「『溶解液』は?」

「あれはちょっと封印」


『溶解液』は当てた物を溶かす。それは冒険者とて例外ではない。

ちょっと装備が溶ける程度だと思って冒険者に当てると、断末魔と共に冒険者はモザイク必須のグロい状態になってしまった。

パンツは見せてくれないのに内臓とかリアルに見せるんじゃねぇよ!

・・・おっと、本音が出てしまった。失礼。


僕らは大丈夫だったけど、ユウさん達に何も言わずあの状態を見せる訳には行かない。下手したらトラウマになるかもしれない。

という訳で、使うのは2人と相談してからにする。


「もし2人が駄目だと言えば、お前殆どスキル使わない事にならないか?」

「当分はそうなるかも」


でも進化した事で、見れないけどステータスはかなり上がってるようだ。移動速度も上がったし、冒険者へ足払いをかけたら、足の骨が折れるほど攻撃力も上がっている。

お陰でスキルを使わなくとも、この辺りの冒険者なら真っ向勝負をしても簡単に倒せる。


突っ込んで、体勢崩して、絞める。

この流れが僕の1番楽な倒し方になった。

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