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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
338/612

337.乱戦してみた①

いつも誤字脱字報告ありがとうございます。

そして誤字脱字ばかりで申し訳ございません・・・

「弱い、弱いぞ!!」


『突進』で目の前の冒険者たちを轢き倒す。数にビビったが、1人1人はかなり弱い。ただの体当たりで無双ゲームをしているかのように冒険者たちが吹っ飛んでいく。相手はこちらのスピードについて来れていないので、このまま『突進』しているだけでノーダメ勝利できそうだ。


「ちょっと! 私の分も残してよ!」

「そう言われても・・・」


止まれば囲まれる。なので適当に走り回っているだけだ。その途中で冒険者を轢くのは許してほしい。

・・・というかユウさんも乗りながら大分倒してるよね。


「でもポンタの方が倒してる人数多い」

「えっ!? ダメ? ・・・じゃあボス譲るから」

「ならいいわ」


さっきまでの[1人1体まで]ルールの所為か、ユウさんは暴れ足りないようだ。

でも敵はほぼ殲滅してしまったしなぁ・・・。とりあえず残りは全任せにすればいいかなぁ・・・。

そう考え、


「あとユウさんやる? 残りもだいぶ減ったし囲まれることも無ーー」

「伏せて!」

「ぐへっ!?」


提案しようとしたらユウさんがいきなり頭にアームハンマーを繰り出してきた。同時に何かが頭を掠ったような気がする。しかし衝撃でバランスを崩し、僕はその場でこけたのでそれが何か分からなかった。


同時にユウさんは投げ出されるもきれいに着地し一方向を睨む。こちらも急いで立ち上がるが、いつのまにか僕の前にさっきまでとは違う雰囲気の冒険者が2人立っていた。


そしてユウさんの前にも1人立っていた。


『いい加減にしとけよのろまな泥風情が。今すぐ土くれにしてやんよ』


ユウさんの前に立つ冒険者はそう言うと、長めの棍棒を意味も無く振り回して構える。防具からして他とは違う。多分ボスだ。

自信満々に構えているそれに対しユウさんは、


「あら、ボスかしら? ポンタ、これ私のだからね!」


ただただテンションが上がっていた。

相手の話を聞かず、取られないように忠告してくるが、譲るといった手前邪魔するつもりはない。大体目の前に相手いるし。何故か2人も。


『馬処理とか無いわ~。もうちょっと強いやつとやりたいんだが? ロロのやつ今からでも変わってくれねーかな』

『無理だろ。じゃんけんで負けたんだから諦めろ』


うーん・・・、どうやら前の2人はユウさんの前に立っているロロとかいうやつと対等の強さっぽい。となると3人合わせてのボスかな。

もしかしたらレンゲたちの方にも行っているのかと思ったが、あちらには残りの冒険者が攻めて行っており、目の前の冒険者のような強そうな者はいなさそうだ。2人も囲まれないように動きながら1人ずつ処理しているから問題もないだろう。


もし問題ありそうなら助けに行かないといけないかと思ったけど、大丈夫で安心した。というか僕が助けて欲しいところだが、ここは1人で2人倒して出来るところを見せておきたい。


「さて、じゃあ1人ずつ片付けるか・・・」


名前:レパード

職種:冒険者

ランク:D


名前:ヤーラン

職種:冒険者

ランク:D


マーキングをし距離を取る為、一旦二人から離れる。当然2人は追ってくるが人間が馬に勝てるわけがない。軽めに走ってもすぐ距離が離れて行く。

そしてそれは人間同士でも同じだ。ヤーランは弓とレザーアーマーのような軽装の1人に対し、レパードは重そうな鎖帷子のようなものを着込んでいるので、2人の間にも距離が開くはず。だが、


「何で鎧着てる奴の方が速いんだよ!!」


既にへばり気味のヤーランに対し、ガッチャガッチャ音を立ててレパードが追ってくる。飛び道具を持っているヤーランを先に倒したかったのに! 

次回更新は3日後の予定です

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― 新着の感想 ―
[気になる点] なんかどんどん我を通されて振り回されてることが多くなってる気が... 距離が縮まったのかもだけど、遠慮がななくなった分尊重とか配慮が見られなくなったかも。 もうちょっと主人公に優し…
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