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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
333/612

332.久しぶりに進化してみた

レッサーホース:レッサーポニーの成長した姿。よりスタミナと走る速度が上がり体格が大きくなった。主に家畜や人間の乗馬用として使われることもあり、街中でもよく見かける。


名前:ポンタ

種族:レッサーホース

特殊スキル:突進、加速


『突進』:一直線に突撃して攻撃。突進中は速度がアップし、助走距離が長いほど攻撃力が上がる。(上限有)

『加速』:SGを消費し続けている間、速度が上がる。他のスキルと併用可。


「乗馬の時間ね」

「私が先!」

「いや僕から」

「誰も乗せねぇ!」


進化して初めて行ったのは、仲間から逃げることだった。

ついでに新たに手に入れた『加速』のスキルを試してみる。初めての自己バフスキル。体感1.5倍ほどの速さになるがSGの消費もそこそこ多いので自分のSG総量的に長時間の使用は無理そうだ。

だが『突進』と組み合わせればなかなかの強力そうではある。


「まぁこんなものか」


そして元々のステータスだが、まだ速度しか見てないがそれでも進化前よりは速い。走るに限定するとズメイと同等以上の速さがある。良い調子だ。

それに今回は最初の進化なので、何かに特化したような進化ではない。現在のステは恐らくスピード寄りなっている筈なので、次の進化ではスピードに特化した魔物へと進化できるだろう。

そうなれば、ズメイなんて目じゃない速さに慣 (な)れそうだ。まぁ飛んだらあっちが速いんだけどね。


しかし飛ぶのもいいが走るのもいいね。スタミナも上がったおかげでまだまだ走れそうーー


ユウ   :どこまで行くのよ。迷子にならないうちに戻ってきなさい

ポンタ  :はい


だったけど、怒られたので帰ることにした。

戻ると、3人で何やら話し合っている。


「どうしたの?」

「えっとね、ポンタ君も進化したし村に突撃しようってユウさんが」

「いや無理でしょ」


僕1人進化した程度でクリアできるなら、恐らく2人でも何とかなるはずだ。ユウさんならそれ位分かるはずだ。


「大丈夫よ。私も居るんだし、4人で挑めば何とかなるでしょ」

「・・・そうかなぁ」


ユウさんの回避能力は高いが、始めたばっかりのステータスだと居たところで大して変わらない気がする。『泥弾』の攻撃力も、並みの冒険者ですら2~3撃必要な程度の威力だ。出てくる冒険者の数にもよるけど処理しきれないんじゃないかな。


まぁ挑むのは別にいいけどね。負けたってオアシスに戻されるくらいだし。


「じゃあ出発よ!」

「おー!」

「ショウ君、その村の場所ってこの辺だっけ?」

「あ、ここ、この辺」

「む、敵探している間にずれたか」


真っ直ぐ向かっていたつもりだったが、何時の間にやら右に90度曲がって歩いていた。ショウ君の地図にマークされた村から知らないうちにどんどん離れてしまっていた。地図のマーク位置を見て180度方向転換する。と、そこには違う魔物のパーティが、


「あ、バレた」

「!? 躱せ!」


4匹のパーティのうち、前を歩いていた3匹が何かしらの攻撃をしてきた。

すぐに横にいたショウ君を突き飛ばしつつ横に跳ぶ。ユウさんも直ぐに反応してレンゲを抱えて攻撃を躱しつつ、『泥弾』で反撃している。魔物を変えても相変わらずの対応速度だ。


「うぐっ!?」

「! ユウさんすっごー!! 先輩って呼んでいい!?」

「後にして! ほら、邪魔だから自分で避けて」


ユウさんはレンゲを相手から離すように自身の後ろへ投げた。レンゲは言う通りに相手から少し距離をとり、


「え? どうしたらいいの?」

「とりあえず下がれ、ショウ君カバーしといて」

「いいけどどうしたらいいの?」

「そっちも!?」


どうやら2人はまだPvPをしたことなかったらしい。どうしたらいいのか分からないようだ。


「やることは変わらないわ! とにかく相手倒すの! いい!?」

「2人で1体を相手して。最悪引きつけるだけでいいから」

「「は、はい!!」」


大丈夫かなぁ・・・と思う。

この魔物では初めての僕に対してもね。


次回更新は3日後の予定です

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