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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
332/612

331.ユウさんもセカンドキャラで戦闘してみた

「・・・・・」


なんともつまらなさそうに『泥弾』を撃ち続けるユウさん。やはりちまちま遠距離攻撃をするのは彼女の性格に合っていない様だ。最初こそ「当たったわ!」などとはしゃいでいたものの、すぐに動かず撃ち続ける作業に飽きてしまったらしい。


「つまらない」

「うん、見てて分かった」


こりゃ近接泥人形が2人になるかなぁとふと考える。そうなれば僕が遠距離担当かな。・・・いや、どうせ乗り物にされそうだから無理か。


「なんか安全圏で撃ってるのって面白くないわね」

「なら近距離戦闘に変えれば?」

「うーん・・・、でも撃つタイプにしたいのよね。あっちは剣だからこっちは銃って感じにしたいの」

「銃ねぇ・・・」


どうやら遠距離攻撃というよりも銃のようなものを撃つスタイルにしたいらしい。聞くとちらほらたまに見る撃ってくる魔物に興味があったらしい。で、今回丁度いいからそうしようかと思ったそうだ。


「じゃあ近距離でもいいんじゃないかな?」

「銃は遠くから撃つものでしょ?」

「いやショットガンとかあるから。近距離専用高威力のね」

「高威力!」


全弾当たればだけどね。しかし高威力にユウさんは興味を持ったようで、「そうする!」とやる気を復活させる。どうやら近接2人は確定になりそうだ。要らんこと言ったな。


「じゃあ近距離で『泥弾』当ててくるわ」

「え? あ、うん・・・」


そうと決めればユウさんの行動は早い。すぐさま敵へとダッシュしていく。そして敵の攻撃を躱しながらゼロ距離で『泥弾』をぶつけ始めた。


さっきと違ってかなり楽しそうだ。

良かった良かったと頷いているとショウ君が寄って来た。


「ポンタ君、ポンタ君」

「ん? どうした?」

「ユウさんが相手全部取ってく・・・」

「あ、ごめん。ユウさんに言うの忘れてた!」


いつものメンバーで戦闘する際、基本各自好き勝手戦っている。といってもココアは基本静観で、なまけもSG温存したい時はサポートやフォロー程度しかしない。

なので基本僕らで殲滅しているが、僕はユウさん乗せて飛んでるだけなので、実質ユウさん一人で倒しているようなものだ。そんな状態なので、戦闘はユウさん任せが殆どだ。


でも今回はいつもとメンバーが違う。ルールを言わないといけないと思ってたが忘れてた。

すぐに殲滅して気分の良いユウさんへバッドインフォ(ユウさんのみ)を伝える。


「という訳なので、このメンバーでは1戦闘で倒していいのは1人だけね。みんなレベル上げたいから」

「そんなっ!?」


落胆しつつも、ユウさんは理解してくれた。駄々こねられたらどうしようかと一瞬考えたが流石にそこまでアレではなかったか。


それからは各自1人ずつ倒しながら、レンゲたちがクリアできないという村を目指した。

その途中、ピコンと僕のインフォに新たな情報が表示された。


「あ、進化来た」


ぜーぜー言いながら走り回った甲斐があった。そこにはレッサーホースの文字が出ている。

速攻進化した。

次回更新は3日後の予定です

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