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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第5章 大規模アップデート
330/612

329.ユウさんもセカンドキャラになってみた①

「ずっと気になってたんだけど、何なのその姿?」

「あ、これ? セカンドキャラ。レベルが離れすぎてるから、2人とプレイするときはこれ使ってるんだ」


と言ってもほぼ無いから、まだ進化もしてない初期状態だけどね。


「もしかしてレベル離れすぎると問題あるの?」

「冒険者の強さはパーティの平均レベルに合わせた強さになるみたい。だからいつもので行くと2人が勝てない」

「なるほどね。じゃあ私も2人目作るべきかしら?」

「そこは自由でいいよ。戦う時ユウさんにほぼ倒してもらわないといけなくなるけど」

「じゃあ変えてくる。先行ってて、レーダー見て追いつく」

「分かった」


そう言うなりユウさんはすぐさまログアウトした。作り方言ってなかったけど大丈夫なのだろうか。まぁ流石に1年以上やっているんだし分かるだろう。


「あれ? ユウさん帰ったの?」

「キャラ作り直すから先行っててだって。というかまだビビってるのか? いい人だよ」

「でもなまけさんが言うには、すぐ殴ってくるって。あと戦闘狂とも聞いた」

「それはなまけが怒らすから。戦闘狂は・・・まぁうん・・・、否定できないね」


ショウ君には取り敢えず、聞いた内容忘れて見て判断するように言っておく。


しかし二人とも・・・


「また進化した?」

「してないよ?」

「流石にそう連続ではしないぜ」


どうやら見間違いだったようだ。

既に1度進化しているのは知っているが、姿をよく覚えていないせいでまた進化したと勘違いしてしまった。


名前:レンゲ

種族:キラーラビット(2)

特殊スキル:強牙 狂化


『強牙』:強化した牙で噛みつく。強化度合は使用SGにより調整できる。

『狂化』:SGを使用して攻撃と速度を強化できる。使用中はSGを消費する。


名前:ショウ

種族:ラージスライム(2)

特殊スキル:粘弾 大化


『粘弾』:粘液の弾を放つ。溜め時間で威力と射程強化&使用SG増加。

『大化』:一定時間体を大きくし、防御力を増加させる。大きさでSGの消費量が変わる。


当初はレンゲが魔法重視、ショウ君はスピードとパワー重視にする予定だった筈だが、それぞれの戦闘スタイルで当初とは違う進化になってる。まぁまだ1回目の進化なので特に問題ない。

しかしまだ初期魔物なのでどちらも大した能力ではないが、身体強化を持っているのは地味に羨ましい。こっちは5回進化してもステUP系スキル無いのに1回の進化で獲得するとか・・・。


「ポンタ君、羨ましいでしょ? 顔に出てるよ」

「え? そう?」


出てたのか?

ユウさんどころかレンゲにもすぐばれるところを見るに、やはり僕は分かりやすいのだろうか?

疑問も顔に出たのだろう、レンゲはチッチッチと口で言う。


「あんまり顔に出ないけど、私はポンタ君のことをいつも思ってるから分かるの。どう? うれしい?」

「全然。寧ろ困る」


分かるのなら僕が困ってるということに気付いて欲しいもんだ。

まぁそもそもからかってきているだけなのは分かっているので適当にあしらう。


「えー!? もうちょっと嬉しそうなかーー」

「んなことどうでもいいよ。ポンタ君戦いに行こうぜ」


詰め寄るレンゲをショウ君が引き離しフィールドへと誘う。助かったよ。

レンゲが反論する前に話を合わせる。


「だな。ユウさん来るまで時間あるし、その辺で暴れるか」


そして2人して逃げるように移動し、その辺の冒険者を倒し続けた。


「はぁはぁ・・・、しんどっ!」

「ちょっと休憩しよー」

「しょうがないなぁ」


スピードを上げるため常に走り回っているせいでかなりしんどい。しかしようやくスピードが上がっている気がしてきた。

気がするだけかもしれないけど。


暴れまわって息が上がっているレンゲとともに草原に転がっていると、ようやくと言うか「何してたの?」と言いたいくらい時間を掛けたユウさんが到着した。


その姿は懐かしの、


「なんでまたゴブリンなの?」

「え? だって動かし易ーー」

「変えてきなさい」

「えー!?」


えーじゃない。また同じキャラ出来ちゃうでしょうが!

次回更新は3日後の予定です

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