表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
32/612

31・また進化してみた

榊と別れ、家に帰る。

帰ってすぐさまログイン、とはいかない。晩ご飯の準備などが残っている。まだ今日のご飯すら炊いてないから用意だけしておく。おかずは昨日の残りがあるから作る必要はない。


それからログインしてゲームを始める。

オアシスにはなまけものが待っていた。どうやら僕を待っていたらしい。


「遅かったな」

「悪い。晩ご飯の準備とかしてたら」

「自炊だと・・・!?」

「そんなに驚くことかよ・・・」


今時は男でも自炊する人は多い。僕は大学生の頃から節約の為に行なっている。月の出費は、するとしないでは大違いだ。


「お前もした方がいいぞ?」

「無理、俺そういうのダメだ。外食でいい。・・・いや、待てよ。ポンタの家に食べに行けば・・・出費ゼロ?」

「来んな!」


来たらぼったくってやるわ!


「わはは、冗談だ。金欠の時しか行かないから安心しろ」

「金欠でも来んな。彼女でも作ってそっち行け」

「残念だが1年前に別れたし無理」


ちっ! コイツ1年前まで居たのかよ。

ちょっと腹立つな。来ても絶対部屋に上げないぞ。


「ところでその杖何?」

「ふっふっふ・・・。よくぞ聞いてくれた!」

「いやさっきから聞いて欲しそうに見せびらかしてたろ」


話している間、ずっと左右の手で交互に持ち替えたり、地面を杖の底で叩いて先についてる髑髏をカタカタ鳴らしていただろう。

ぶっちゃけ気持ち悪いからやめてくれ。


「まぁな」

「で? それを持っているってことは進化したのか?」

「おうよ、念願の魔法使いになれたぜ。あの花は無駄じゃ無かったぜ」


杖持っている以外全く変わらないので気付きにくい進化だ。だが、無事魔法が使えるようになったらしい。


名前:なまけもの(榊)

種族:スケルトンウィザード

レベル:12

特殊スキル:硬質 ファイアボール ブラックエッジ


スケルトンウィザード:馬鹿みたいに魔力を溜め込みすぎて魔法が使えるようになったマジックスケルトン。魔法の威力が強いが、使用しすぎると体の強度が落ちる。


「これ説明文通りだと、使いすぎると防御力が落ちるらしい」

「魔力で防御力上げてるからじゃないか? もしかしたら硬質も使えなくなるかもな」

「むぅ・・。可能性あるな。まぁ後衛だと、使う機会があまり無いスキルだけどな」

「それで魔法はもう試したの?」

「まだ! これから試し撃ちに行くんだ。ポンタも来るだろ?」

「行く」


魔法見たいし。

ファイアボールは前に魔術師のを見てるけど、魔物の魔法は見てみたい。

まだ最初のフィールドだからか知らないが、そもそも魔物で魔法を使っている人がいないんだよな。


「ユウさん達も呼ぶ? ログインしてるみたいだし」

「後にしようぜ。2人で何かしてるみたいだからな」


確かに2人ともフィールドで何かしてるみたいだが・・・。お前驚かせたいだけだろ。


「はっは、当たり。お前も進化して驚かせようぜ。もう次の進化先出てるんだろ?」

「え?」


そんな情報入ってな・・・・入ってるわ。

一度見たのか新着を示す[NEW]の文字がないから分からなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ