2・始めてみた
初期設定は無事終了。他のみんなも無事出来たようだ。
フレンド登録もそれなりに手こずって完了した。
みんなオンラインIDが長すぎるよ。
『これなら絶対被らないからな』
『可愛い奴にしようと思ったら全部使われて使えなかったの!』
『よく分からないから適当にしておいたわ』
まぁいいや。
「じゃあログインしたらフレンドチャットで連絡。それでいい?」
『『『了解ー』』』
そう言って電話が切れた。
さてようやく始められる。既に接続から2時間は経ってるな。
よし起動っと。
会社ロゴなどはすっ飛ばしてOPは最初だから取り敢えず見る。
・・・普通だから次からはもういいや。
サーバーを選んで・・・げっ!? 何処も上限一杯だと!?
人気が出てるとはいえ多すぎる。空いてるサーバーは・・・空いているここでいいか。
ログインすると、電脳空間のような画面が全体に広がり機械で作られた女性の声が聞こえる。
『お買上げありがとうございます。本ゲームの説明が必要でしょうか?』
「はい」
大まかには知っているが、聞いておくべきだろう。
『本ゲームはVRでのMMORPGとなっております。プレイヤーは魔物となり、舞台はオープンワールドとなっております。本ゲームでは人間、又はエルフ等の人間種を選ぶことは出来ませんのであらかじめご了承願います。人間種は本ゲームにおいて登場いたしますが、全て敵であり友好を結ぶ手立てはありませんので遠慮無く倒すことをお薦めします。本ゲーム内の魔物は全てプレイヤーですが、一部地域を除いて他者への攻撃は可能になっておりますので、他の知らない魔物に近づく時は注意が必要です』
PvPが標準ルールなんだ・・・。
オンラインゲームはやったことないからよく分からないけど。PvPが実装されているゲームって結構荒れたりするよな。掲示板とか見ても荒れてるし。
何か不安。
『この世界の魔物は進化します。進化の為にはレベルは勿論ですが、他にも場所の適正(適性)値や戦闘方法。行動によって獲得できる適正(適性)値や経験値によって種類が増えていきますので色々試してみることをお勧めします』
進化かぁ。
このゲームが人気になっているのはこの進化システムだ。人間側で言う転職システムみたいなものらしいが、何にでもなれるわけでは無く。進化するための条件が全くもって分からないらしい。
適正(適性)値や経験値を貯めると進化先がアンロックされる仕組みらしいが、適正(適性)値等がどれくらい貯まっているかは確認出来ないので、攻略サイトでも明確な情報がまだ出ていないそうだ。
まぁ見てしまったら面白くないから見ないけど。
その後も、このゲームの世界観や、遊び方を軽く説明された。
『以上で説明は終わりです。操作、遊び方についてはキャラクタークリエイト後にチュートリアルがありますので、そちらでご確認下さい。ではキャラクタークリエイトに移りましょう』
声が途絶えたと同時に画面に色々な種族が表示された。スライム種にゴブリン種などの一般的なところから死霊系や物質系などもある。
この辺りは、やると決まった時から考えていたし、悩まず決められた。
「えーっとサーペント種で! 折角魔物になるんだからドラゴン目指さないと」
といっても、サーペント種からドラゴンになれるかなんて分からない。取り敢えず形が似てるから選んだだけだ。
『では次に名前を記入して下さい』
これも決めておいた。ウチの実家に居る犬の名前にしておこう。
分かりやすいし。
「ポ・ン・タっと」
これで全部かな?
『では最後に貴方についていくつか質問します。宜しいですか?』
質問か・・・。えーっと・・・全部で20問ね。・・・ちょっと多いな。まぁ質問内容自体は大した事ないしちゃちゃっと答える。
ふぅ・・・終わった。
『お疲れ様でした。ではゲームをスタートします。まずはチュートリアルを始めます。チュートリアルはオフラインですが、終わり次第オンラインへと移行します』
こりゃチュートリアル終わらないと合流出来ないな。
今日中に合流できるのか?