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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
26/612

25・変化してみた

端末によっては途中の文字図がずれているかも知れません。

夕食の為一旦ログアウトし、時間を決めて再集合する。

あれだけキノコや木の実食べたのにゲームを止めるとお腹が鳴るのは変な感じだ。食事後にすぐ夕食という感じで気持ち悪い。

今度からゲーム内で食べる場合、時間を考えて食べないと。


「おっす・・・」

「おおっす・・・」


先に来てたなまけものも元気ないな。どうしたんだ?


「食欲ないのに腹減る」

「一緒」

「俺が一番最初に魔法使いたかったのに・・・」

「それはよく分からんぞ?」


2人でため息を吐く。

と、そこにユウさんがやってきた。


「大丈夫?」

「「何とか・・・」」

「ココアはまだなの?」

「多分もうそろそろ来るじゃないかしら? さっきすぐ行くって言ってたから」

「一緒に居たのか?」

「誘われて2人で外食してたの」

「あれだけ木の実食べてたのに?」

「? そりゃお腹減るし食べるのは当然でしょ?」


これがあれか、別腹というやつか。


「違うわよ。大体食べたって言ってもゲーム内でしょ? 現実とは違うわ」

「そうだけどさ」


教訓

ゲームと現実の切り替えをちゃんとした方がいい。


「やり過ぎ注意も追加」

「・・・だな」

「お待たせー!」


2人して頷いているとココアがやってきた。

あれ? 色が・・・


「じゃじゃーん! 進化しましたー!!」


名前:ココア(柊)

種族:ヒールロビン

レベル:11

特殊スキル:羽矢+ ヒーリス 


ヒールロビン:小型の鳥型魔物。無害な魔物で、出会っても襲われる事は少ない。回復魔法が使用できるので使い魔として使用する冒険者もいる


「おめでとう〜」

「おめでとう」

「えへへ~・・ありがと~!」


ココアは進化前より小柄で緑色の鳥に変わっていた。進化したのにレイヴンリーダーより弱そうだ。

ただ回復魔法が使えるようになっている。あ、さっきなまけものが言ってたのはこれか・・・。

だがパーティにおいて回復魔法はかなりありがたい。


「食べてる時に調べたけど、今回のは進化というより変化のようだ」

「変化?」

「同進化階層の他の魔物に変わる事、だそうだ。レイヴンから次の階層のレイヴンリーダーに変わるのが進化で、今回のように同じ階層のヒールロビンに変わるのが変化な」

「「?」」

「・・・・・」

「分からんかな? 例えば・・・そうだな・・えーっと・・・」

「! こういうことか?」


           レイヴン

      進化 ↙︎      ↘︎ 進化

  レイヴンリーダー ←変化→ ヒールロビン


思ったことを地面に図で描いてみた。


「そう!、そう言うこと!」

「「ああ~!」」


合っていたようだ。2人も納得している。


「変化は進化後の救済措置みたいなもんらしい。進化前には戻れないけど同階層の魔物になら何度でも戻れるぞ。ただし変化したらレベルを1上げないと再変化出来ないからな」

「それでなのね。ずっとホブゴブリンに変われますよって出てるのよ。する気無いから邪魔なのよね」

「ホブゴブリン選んで不要のコマンドを選んだら良いらしいぞ。それで消える。ただもう変われなくなるらしいから注意な」

「要らないから良いわよ。えーっと・・・コマンドの・・・不要ね。このゴブリンナイトは・・・どうしようかしら?」

「「違うの出てる!?」」


ウチの女性陣の次出るの速いな。流石に今回は変化かな?

なまけものに促され、ユウさんが説明文を読んでくれる。


ゴブリンナイト:筋力が強化されたゴブリンウォーリアが稀に進化して生まれる魔物。ウォーリアよりも攻撃性が上がり、冒険者の剣技を盗んで使う事もある。


あかん。進化だった。

キノコ食ったせいだな。

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