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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
25/612

24・キノコを食べてみた

なまけものから花やキノコの情報を貰った。

木の実もそうだが何処でそんな情報を手に入れてくるんだろうか?


「このキノコ・・・、味無いわ」

「この花も味無いなぁ」


結論。両方美味しくない。

魔力や筋力がつくとか言われても食べる気がしない。経験値が貰えるから食べるけど。


「私はこのキノコ食べ続けるわ。筋力上がるならその方がいいし、魔法は要らないから」

「僕は違うの食べようかな。ほらアレとか」


いかにも毒ですと言わんばかりの真っ赤な何か。生え方からしてキノコっぽいけど見た目がキノコじゃない。どっちかというとサンゴ ?っぽい。

現実では絶対食べないであろう見た目だからこそあえて食べる。

という事で頂きます。

不味いかも知れないので、ちょっとだけだが。


「辛いな。でも意外とイケる」


七味の様にピリッとしている。無味のキノコや花よりは食べやすい。


「でもHP減ってるわよ?」

「マジで?」


ユウさんに言われてHPを確認。満タンだったHPが半分近くに減っている。

確認の為もう一度赤いキノコを齧る。一気にHPが無くなる寸前まで減った。一口でほぼ5割持ってかれる。

普通に毒キノコだった。


「はい、ユーリスの実」

「ありがとう」


ユーリスの実で全回復し事なきを得る。

じゃあ引き続き食べようかな。その前にユーリスの実を追加で回収しないと。


「まだ食べるの?」

「うん。毒キノコらしいから食べると毒が強化されるかも知れない」


食べ続けたら進化先に更に強力な毒蛇が出るかも。

このゲーム普通にレベル上げしても進化できないし、色々試していかないと行けないからな。

どんどん変なことしていかないと。


「じゃあ私も違うことしたほうが良いのかしら?」

「ユウさんは剣振り回しているだけでいいと思う」


ゴブリンウォーリアの時点で、既に特殊な進化をしてる気がする。

このままでいいと思うけど・・・


「出来ればもう少し速く動ける魔物になりたいわね。速くなれる食べ物は無いのかしら?」

「探す?」

「やめとく。今は筋力も欲しいしこのキノコにしておくわ」


そう言ってユウさんはまたキノコを食べ始めた。飽きるのかちょこちょこユーリスの実も食べてる。

もうちょっと多めにユーリスの実を採って来ないとな。


なまけもの :キノコ食べてる?


たまに出て来る冒険者を倒しつつ、2人で黙々と食べてるとなまけものからチャットが届く。


ポンタ   :食べてる。死にそう

ユウ    :これ意味あるの?

なまけもの :一応経験値は入るぞ。だから意味はある。てか何で死にそう?

ポンタ   :毒キノコ美味し、一口5割ダメージ

ココア   :5割w

なまけもの :ただの毒キノコだろそれ!

ユウ    :効果出てる?

なまけもの :まだ。進化先出ない

ココア   :私、進化先出た

ポンタ   :マジで!?

ユウ    :ほんと!?

なまけもの :マジで!!?


効果あったみたい。なら僕も頑張ろう。

あとココア、そういう事はなまけものにも教えてあげて。

隣に居るんだから

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