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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第4章 占拠戦
215/612

213・ココアも進化してみた

前回の投稿が初投稿から1年ジャストでした。

余り長続きしない質ですが、続けてこれたのは読んでいただいている皆さんのおかげだと思っております。

相変わらず誤字脱字が多く申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

名前:ユウ

種族:炎鬼(6)

レベル:48

特殊スキル:炎撃++ 火炎 火柱  狂炎舞 炎陣 炎化 破剣 蜃気楼


ショックのユウさんに見せてもらったスキルには確かに『剣技』が消えていた。他にも色々消えており、ユウさんが初期から愛用していた『追い剥ぎ』も無い。通りで砕鬼が消えてるのか。無くなったから持てなくなったようだ。


「想像以上に変わるな。ポンタもそうだったのか?」

「うん? ああ、まぁそうかな。でも僕の場合はいい方向に変化したし・・・」


むしろ愛用していた『溶解液』が復活したしさ。


とりあえず愛用の武器すら無くなった事に気付き、追いショックを受けてるユウさんには一度落ち着いて貰おう。一応変化は出来るから最悪変化してスキルを復活させればいい。


一応ショックを受けて体育座りしてしまったユウさんに変わりそれぞれのスキルを調べてみる。効果は以下の通りだった。

『火炎』は僕と同じだが一応。


『炎撃』:剣に纏う炎を操っての攻撃。攻撃方法はイメージで変えることができる。

『火炎』:炎を飛ばして攻撃。弾にして撃ち出すか、放射するかは自在。放射する場合は一定の溜めが必要。

『火柱』:地面から炎を噴き出させる。

『狂炎舞』:体内の炎を強め、攻撃力と素早さを大幅に強化する。ただし使用中は防御力が大幅に下がる。

『炎陣』:常時スキル。自身の一定範囲にいる敵にダメージを与え続ける。ダメージ量は環境により変動する。

『炎化』:一定時間自身を炎と化し、物理攻撃を無力化。また至近距離の相手に大きなダメージを与え続ける。使用は1日7回まで


「やっぱり『炎化』はヤバいな」

「一定時間次第だがな。しかしやっぱり全体的に近接特化スキルばかりだな。ますます勝てる気がしなくなったぜ」

「ははは、確かに」


ユウさんに調べたことを説明し、とりあえず落ち込むのは試してからにしたらどうかと提案しておいた。


「・・・そうね。そうするわ」

「じゃあ次はあたしだねっ!」


と、そこへ待ってましたと言わんばかりにいつもよりハイテンションなココアが声を上げる。凄い嬉しそうにしているが、また変な進化するんじゃなかろうか。普段から鳥の姿になっているから気にならないが、ココアが1番初期の種族に対し変な進化をしている。

実は今回もぶっ飛んだ進化をしてくれるんじゃないかとちょっと期待してる。

あ、でも重い種族はNGな。乗られると潰れるし。


「じゃあ進化するよー」

「おー!」


ユウさんの時と同じように拍手で盛り上げる。ココアの体が光り、体が大きくなっていく。


「ん? まだデカくなるのか?」

「あ、もうそろそろ止まりそう」


あっさりなまけものを超え、僕より少し小さい?位のところで止まった。前はなまけものの頭に乗っていた程度の大きさだが、今度はなまけものが乗れそうな大きさになっている。

そして光が収まり、全貌が見えた。


「じゃじゃーん!」

「うーわっ、でっか!」


その姿は、体全体が水晶のように透き通った氷で出来ており、見た目は鳥のようだが少し違う。翼が鳥というよりコウモリに近い形をしていて羽根もない。顔も鳥よりもドラゴンぽいし、何より尻尾がある。

これって・・・もしかしてドラゴン!?


「あ、見た目だけね」

「見た目だけかい!」


どうやらココアが意思でその姿をとっていただけのだったらしい。てっきりあそこからドラゴンに進化できるのかとびっくりしてしまった。


ロスリウス:人が到底立ち入ることが出来ない極寒の地にて生まれた精霊核。常時大気中の水分を自在に凍らせて自身を覆っており、その冷気により近寄るものを一瞬で凍らせる。精霊核は複数の精霊が集まり融合変異した存在であるとされ、精霊同様周囲を含め回復が出来ると言われている。


名前:ココア

種族:ロスリウス(6)

レベル:47

特殊スキル:ヒール++ アイスランス++ アイスウォール++ 癒しの輪 氷体操作 凍土 眼光 晶壁


種族はロスリウスというらしい。どうやら氷属性の種族で、本体は中央にあるコアらしく周りの氷はただの大気中の水分を凍らしただけのようだ。スキルを見る限り『氷体操作』によるものらしい。


「なんだよハリボテじゃねぇか」

「ふっふっふ。そうだよハリボテだよ。だから攻撃受けても痛くも痒くもないよー」

「なんだよそれ、ズルいじゃねぇか!」


なるほど、確かに本体はコアだからスキルで作っただけの周りの氷を攻撃してもダメージが入ることはないのか。しかも氷が壁の代わりをして威力も下がるし、そもそも初見だとコア以外ダメージ無いとか分からないだろう。


「なるほどね。だから体大きくしてるんだ」

「ん?」

「ほら、体を大きくしておけば攻撃がコアに当たりにくいでしょ? それに氷表面からコアまでの距離が長くても不自然じゃ無いし、厚みを持たせられるわ」

「おお、確かに」


それに生物の形をしておけばそのような魔物にも見える。名前だけだとどんな魔物か分かりにくい。進化と同時にそこまで考えてるとは流石ココーー


「確かに〜」

「「「・・・・・」」」


違ったようだ。

納得するココアを見て僕らはただその姿になって驚かせたかっただけだと理解した。



次回更新は明後日の予定です。

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