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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第1章 初VRMMO
21/612

20・チャットしてみた

森エリアに入った直後、なまけものからチャットが届いた。


なまけもの :さっきはすまん。戦闘中だった。今終わった

ココア   :同じく

ポンタ   :二人は一緒にいるのか?

なまけもの :おう。俺たちも森に居るんだ。後で合流しようぜ!

ポンタ   :了解。適当にぶらついたら連絡する

なまけもの :分かった

ココア   :ところでさ。2人はデート?

なまけもの :マジで!?

ポンタ   :違う!

ポンタ   :そっちがデートじゃないのか?

なまけもの :そうだぞ!

ココア   :違うしw

なまけもの :ココア・・・そこは「そうだ」って言って驚かせないと面白くないじゃん

ココア   :しまった! そう、私たちデート中

ポンタ   :騙そうとするなら書くなw。裏で合わせろw

なまけもの :しまった! まぁいいや。じゃあ都合よくなったら連絡くれ

ポンタ   :りょ

なまけもの :今は略さんでもいいだろ

ユウ    :私たちはそんなのではありません

なまけもの :?

ココア   :???

ポンタ   :ユウさんその話もう終わってる

なまけもの :あ、そういう。はっは、ポンタ、フラれたなw

ポンタ   :やめろ

ユウ    :え?

ココア   :フ・ラ・レ・タw

ポンタ   :やめろ


このままだと永遠にチャットが終わらん。

見るのをやめて、困ってるユウさんに声を掛けた。本人はまだチャットの状況に追い付いていない。


「もういいよ。とりあえず適当に回ってから合流しようか」

「え? チャットはもういいの?」

「いいよ。殆どどうでもいい話だから。連絡事項は6行目で終わってるし」

「ええ? そうなの!? うぅ・・・みんな打つの早すぎて追いつけない」


最初はみんなそんなもんだって。

こういうのって何書くか考えている間に話題が変わるんだよな。

それで書き込もうとした時気付いて止めることになる。


「あ、ちょっと待って。またなまけものから来たわ」


ユウさんがそう言うのでチャット画面を見る。まだからかう気か?


なまけもの :ちょっと真面目な話。森エリアの木の実は食べると回復出来る奴があるからHP減った時食べるといいぞ

なまけもの :中には毒とかもあるけど、赤くて丸いのはセーフ

ポンタ   :了解


「赤くて・・・丸い・・・! アレじゃないかしら?」


同じくチャットを見ていたユウさんが1方向を指差す。そこにはなまけものの言う通りの木の実が付いている。

だが・・・


「高ぁ!」


目的の実は高さ2〜3m程の木に付いていた。この高さだと俺は当然、身長が中学生程のユウさんも届かない。

これ・・・取るためには木登りするしかないぞ。

あいつらどうやって取ったんだ?


「ココア飛べるじゃない」


ああ、そうか。飛べたら取れるな。


「魔物によっては取りやすさが違うってのはどうかと思うわ」

「多分エリア毎で有利不利があるんだと思う。森エリアでは鳥系は飛びにくいし、障害物も多くて『羽矢』も使いにくい。戦闘に不向きなエリアだからじゃない?」


森エリアに行く場合、鳥系の魔物を使用しているプレイヤーはソロだと辛い。かといってパーティに入れて貰おうとしても邪魔者扱いされるかもしれない。それ対策として木の実があるのだと思う。

実際はどうか知らないけど、個人的にはそんな気がする。


とはいえ


「折角あるのに採れないのは嫌だよな。登れるかな?」

「え? 登るの? というか登れるの?」

「多分いける」


確か巻き付いて登ってた動画をテレビで見たことがある気がする。

出来るか知らないけどやってみよう。

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