18・彼らも進化してみた
名前:なまけもの(榊)
種族:マジックスケルトン
レベル:9
特殊スキル:投骨 硬質
名前:ココア(柊)
種族:レイヴンリーダー
レベル:9
特殊スキル:羽矢+ 遠目
マジックスケルトン:骨に魔力が満ちて変色したスケルトン。硬くなり、多少の攻撃ではダメージを受けない。硬さは意思によって調節出来る。
レイヴンリーダー:レイヴン達の親玉。彼らを統率するための強さと、全てを見回す目を持っている。
2人とも無事進化出来たようだ。なまけものは大きさがさして変わらないが、色が白から薄い黒色に変色している。ココアは単純に大きくなっただけのようだ。
「進化出来たけど、まだカラスなの~?」
本人不満そう。
見た感じ、普通にレベルで進化できるやつのようだな。なまけものはマジックってついているから魔法でも使えるようになったのか?
「そうじゃない。説明からすると魔力でただ硬い体になっただけのようだ。スキルには魔法の魔の字もねぇ。説明読んで、ないとは思いつつもワンチャンかけたんだが・・・ダメだったか」
「なまけものは魔法を使いたいの?」
「そうだよ。あると便利だし、死霊系の魔法使いって強いイメージがあるからな」
確かに闇の魔法とか使いそう。禁呪とかあると面白いな。
「じゃあこのまま、魔法使いにシフトしていくのか?」
「出来ればな」
「私、防御力高いし盾役やるのだと思ってた」
「元々スケルトンは硬いからそう思われても仕方ないけど、俺は最初から魔法使い一択だ」
「私は鳥、おっきな鳥がいい。出来れば綺麗な鳥とか可愛いのがいい」
ココアは鳥ね。
大きな鳥で綺麗なのといえば・・・有名どころでフェニックス辺りかな。
「フェニックス! いいね、それにする!」
「いや適当に言っただけだし、進化ルートどころか実装されているかも知らないから」
僕は攻略情報を見てはいないが、見ているなまけものによるとそのような情報は出てないらしい。
最近はドラゴンになれた人が居るとかで盛り上がっているようだ・・・。その人も蛇種から進化したそうなので僕も早くなってみたい。
「よっしゃ。進化もしたしレベル上げしようぜ。今日中にレベル10にはなりたいな」
「さっきレベル上がったばかりよ。いけるかしら?」
流石に上げるのは無理かもしれないけど半分くらいならいけるかも。
僕達はレベル上げを再開した。