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今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第4章 占拠戦
177/612

175・次の進化について聞いてみた

『サンダー』を受けMSー5の『スケイルアーマー』が壊れる。さっきの『ダークランス』と合わせてHPがかなり減ってるので、後一撃で倒せそうだ。


さくっと『火球』を撃ち込み退場してもらう。


「クソが!」

「あーはいはい」


消えていくMSー5、適当に手を振っておく。その後すぐ、追うようにLも消えていった。これで後はTAKUYAだけだな。


「終わったわよ」

「おーお疲れ」


声に振り向くとユウさんとココアがこっちに寄ってくる。ユウさんは回避に専念していたようで2人にダメージは無い。いつも通りダメージを受けたのは僕だけのようだ。


「さて降りるか」

「あー無駄に疲れたー」


ココアに回復してもらい、さっさと次の階層へ移動する。あいつらのせいで地味に時間がかかってしまった。守護者するのはいいが、絡まれると結構邪魔だな。


「なまけは魔力大丈夫ー?」

「まだ余裕。戦闘しないのなら2層歩いている間に全回復できるな。そっちは?」

「半分くらい減ったー」

「減り過ぎ!」

「仕方ないわ。あのTAKUYAの防御力が高くてね、中々ダメージ入らなかったから。半分以下になったら私も攻撃に回ろうと思ったくらい」

「そんなにかー」


互いにさっきの戦闘について話を合う。そうこうする間に2層へとたどり着いた。

エリアの風景はは1層と変わらない。壁いっぱいに棺桶が収められており、そこら中で他のプレイヤーが棺桶を開けてバトルに勤しんでいた。

因みにこの風景、なまけものが言うには5層まで同じらしい。手抜きじゃ無いのかな?


「どうする? 同じようにしてくか?」


なまけものが「気になる棺桶を開けてくか?」と言ってくるが、1層では特にいい棺桶が無かったし・・・、する必要はあまり無いかも。

経験値欲しいなら別だが。


「ココアの魔力が減ってるからスルーしましょ。特別そうなのがあれば別だけど」

「面倒だしいいやー」

「俺も同じ、お前は?」

「どっちでもいいよ」


どうやらみんな素通りする方がいいらしい。僕としてはどちらでもいいのでみんなに合わせる。結果素通りで次の階段まで移動する。


「しかしみんなレベル上げ頑張ってるなぁ」

「どっちかというと適正(適性)値だな。あの棺桶開けるたびに呪いが貯まるからな」

「えっ・・・」

「適正(適性)値の話な。ヤバいもんじゃ無いから大丈夫だ」


呪いに過剰反応するユウさん。このエリアには大分慣れたようだが、やはりそういうのは気になるらしい。

しかし呪いの適正(適性)値上げて進化か・・・。

呪われたドラゴン・・・、カースドラゴンとかかな? ふむ、悪くない。見た目も禍々しくなるのならそっちにシフトしても・・・


「ポンタだったらドラゴンゾンビだな。見た目は名前から想像しろ」

「・・・・・やめるわ」


禍々しくはなりそうだが、ドロドロにもなりそうだ。なまけものが知っているってことは種族ブックに載っているのだろう。一応後で見ておこう。


「進化で思い出したんだけどー。なまけって全然進化しないよね?」

「そういえばそうだな」


ココアの問いを聞き、僕らはなまけものを見る。

なまけものは強制進化剤で今のダーク・スカルデーモンになってから一度も進化していない。あの時ってまだレベル20台だったはずなので大分前になる。

もう40を超えているので、次の進化先が出てきてもおかしくはない筈。


「進化先出てないの?」

「いや、出てる。出てるがこれといったのが無くてな」


現在出てるのは、ダーク・スカルデーモンロード、ダーク・デーモンロードの二つで、ついでにアクア・スカルデーモンへの変化もあるらしい。

なぜ水属性があるのかと聞いたら「海エリア歩いてたら出た」と返ってきた。適正(適性)値貯まるほど連れまわされたのか、と少し同情する。


進化の方は両方ともダーク・スカルデーモンの強化種なので悪くはないと思うのだが・・・


「なんか両方ともパッとしないんだよ。それにそろそろ最終進化近いし適当に決めたくない」

「あーそういうこと」

「最終進化ってあとどれくらい?」

「進化階層7が現状最終。後2回進化したら打ち止め。だから次で良いの選んで、そのまま強化種に進化する」

「なるほど、そう考えると次の進化は重要ね」

「だろ?」


あと2回か・・・ちょっと考えた方が良さそうだ。

次回更新は明後日の予定です

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