表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日も締めはゲームで  作者: 朝昼 夕夜
第3章 強化期間
133/612

132・調査隊と戦闘してみた①

名前:ヴォイド

職種:調査隊リーダー

レベル:48

ランク:A


名前:ヴァルドロイド

職種:調査隊

レベル:46

ランク:A


名前:ミレニア

職種:調査隊

レベル:44

ランク:A


名前:オドリス

職種:調査隊

レベル:45

ランク:A


襲ってくる調査隊をマーキング。前回同様高レベルだ。

僕らはというと、


名前:ポンタ(竹)

種族:レッド・ベビードラゴン(5)

レベル:39

特殊スキル:猛毒牙+ 火球 毒鱗 毒双斬 スケイルショット


名前:ユウ(柳)

種族:オーガナイト(4)

レベル:38

特殊スキル:追い剥ぎ 装着 剣技(雷斬、紋切、風切) 鼓舞


名前:なまけもの(榊)

種族:ダーク・スカルデーモン(5)

レベル:39

特殊スキル:ファイアボール+ ブラックエッジ++ ダークランス+ サンダー+ エクスキューション


名前:ココア(柊)

種族:アクア・フェアリーバード(4)

レベル:38

特殊スキル:ヒーリス+ アクアエッジ アクアウォール ヒールサークル


今回でレベルが5程上がったが、それでも調査隊とのレベル差は約5。リーダーのヴォイドは10程離れている。


「はぁ!? 無理だろこれ!!」

「レベル高っ!」

「隠れみの術」

「もうバレてるから! 1人だけ逃げんな!」


血溜まりに隠れようとするココアをなまけものが引っこ抜き距離を取り、僕とユウさんは突っ込んできた調査隊員のヴァルドロイドとオドリスを止める。


『はっはぁ! やるなぁ!』

『真面目にやれ! なかなかやるぞ!』


ガキィイン!

ユウさんの金棒を剣で受け、その威力で後ろに飛びながらヴァルドロイドが笑う。そんな彼を、オドリスが僕の攻撃を止めつつ咎める。

尻尾で追撃すると、彼は跳んでヴァルドロイドの隣に着地する。


「なかなか、ねぇ・・・」

「まぁしょうがないね。こっちの方がレベル低いし」

「おい、魔法くるぞ」


僕とユウさんは左右に分かれて避ける。直後、その場に『サンダー』が2本落ちる。なまけもののでは無い、

ヴォイドとミレニアのだ。

ミレニアは武器からそうだと思ってたが、ヴォイドも魔法を使うのか。


「後衛は俺らで牽制しとく、先に前衛倒してくれ」

「了解」

「簡単に言うわね」


ため息混じりのユウさんが突撃するに合わせて僕も走り出す。それをみたオドリスとヴァルドロイドが武器を構え直し、


『どっち倒す?』

『オーガ。戦いがいがありそうだからな』

『じゃあ俺はあのトカゲか。いいけど負けんなよ?』

『誰に言ってんだ? 俺より強いやつなんてーー』

『いっぱい居るだろ』

『うるせぇ!』


言い合いをしながら散開する。

ヴァルドロイドはユウさん側に走って行ったので、僕はオドリスに向けて攻撃を仕掛けた。


「『火球』」

『『風流壁』』


!?

『火球』はオドリスが剣を振るって出来た風の渦であらぬ方向へと弾かれる。どうやら攻撃を受け流す技のようだ。もう一度撃ったが同様に弾かれた。

こりゃスケイルショットも普通に撃ったら弾かれるな、撃つなら隙を作らないと。

さてどうするかと考えていると今度はオドリスから仕掛けてきた。レイピアのような細い剣を少し引くと思いっきり突き出した。


『『閃剣』』

「ぬぉお!?」


キュイン! と言う音とともに僕の真横を弾丸のような剣撃が飛んでいく。動いていたので外れたが、当たったらかなりヤバそうだ。


『剣だから離れてればいいとでも思ってるのか? 遠距離攻撃なんぞいくらでもあるぞ』

「むむむっ」


射程はそれほど無いようだけど、射程外まで離れるとこちらの攻撃も『風流壁』で弾かれる。様子見で距離取ってたけどこっちの分が悪い。とはいえ近付いたら何されるか分からないしなぁ。


『ふん、来ないか。まぁこっちの言葉なんぞ分からないだろうし当然か』


分かってるんですけどね。

近付いたら連撃で串刺しにされるだけのような気がするから・・・。

ちょっと攻撃方法を変えよう。


「『火球』」

『ふうりゅう・・・ちぃ!』


オドリスは『風流壁』を使おうとし、咄嗟にその場から跳びのいた。『火球』はオドリスが居た場所の直前に着弾し、周辺を燃やす。

流石Aランク。気付かれていなかったら少しはダメージが見込めたんだが・・・ダメか。


「まぁいっか、『火球』、『火球』、『火球』・・・」


『火球』でオドリス周辺を燃やす。が、オドリスはひょいひょいと躱し全くダメージを受けない。ただイライラはしているようで、顔が明らかに苛立っている。


『チィ! 鬱陶しい!! ・・・『フラッシュ・スピア』』

「ん? 痛ぁ!!?」


今までと同じように躱しているかと思いきや、空中でオドリスが消える。同時に僕の右前足をオドリスの細剣が貫いた。そして衝撃で僕は吹き飛びドラゴンの死体へとぶつかる。


「ポンタ!」

「大丈夫!?」


いてて・・・

なまけものたちが声をかけてくれる。前足を上げて大丈夫と返しておいた。

が、HP的にはあまり大丈夫じゃない。受けたときのダメージと、ドラゴンにぶつかったダメージで半分減った。

くらったのは恐らく『雷斬』のような高速移動型の突き攻撃だろう。気付いた時には既に剣が刺さってたことから避けるのはほぼ無理。今回は前足に刺さったので4割程度のHPで済んだが、次くらったら終わりだな。


『ちょっとズレたか・・・、まぁいい次で決める。『フラッシュ・スピア』』


立ち上がろうとする僕の前でオドリスがまた消えた。

次回更新は明後日の予定です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ