番外編・烏丸明彦VS徒然荘の住人たち
グッドイブニン…………エブリバーデ!!真夜中の貴公子、烏丸明彦がお送りする、ちょっと大人なエンターテイメントの世界へようこそ……今宵はこの僕が無謀にも徒然荘の住人たちに勝負を挑んでみたいと思う!!それじゃ、夜は長いようで短いし、時間もおしいので早速いくよ!!
ROUND1 VS MINA FUJISAKI
さあ、まずは201号室にお住まいのミイナちゃんからだ!!君には怨みはないが許しておくれ……これも全ての変態達のため!!ではいざ、オープンtheドア!!
“がちゃ”
「……?烏丸さん、どうし……」
「下半身露出!!」
「う……」
「う?」
「うにゃああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
“バタン”
ふ……気絶か。いくら怪力元気の猫又ミイナちゃんといえど、このトランザムの前にはなす術もないか……他愛もない。怨まないでくれよ、ミイナちゃん……そして、MEGA GYUさん。
よし、次だ!!
ROUND2 VS TAMAKI SAKAMOTO
さあて、次のターゲットは202号室の玉希ちゃんだ!!彼女は普段はおしとやかなフリして超強気なドSっ子だけど、オバケが恐いっていう弱点があるんだよね……で・も・変態さんはどうなのかな?それでは、READY……ゴー!!
“がちゃ”
「あら、烏丸さ……」
「下半身露出!!」
「…………ふ」
なに!?鼻で笑っただと!?おのれ……さすがは妖狐族の次期頭首なだけはある。いや待て。これは……
「…………」
ふ……立ったままの失神……まさに、仁王立ち。さすがは妖狐族の次期頭首よ。敵ながら天晴れ!!
なかなか、好調だ。次の順番は位置的には203号室のお菊ちゃんなんだが、あの子のリアクションは最後のデザートに取っておこう。
ROUND3 VS TOMOKI KAMO
次のターゲットは102号室の友姫ちゃんだ。彼女には一回このトランザムの餌食になってもらったけど、あの時のリアクションは実に良かった。変態オジサンに明日への活力をくれる実にいい物だった。
ちなみに、友姫ちゃんの苗字が加茂になっているのは、管理人さんが彼女を妹として育てると言ったから、僕が勝手に役所に行って手続きを済ましたんだ。まあ、そんな事はさておき……さあ、姫よ!!今一度、あの甘美なる悲鳴のオペラをばお聞かせください!!
“がちゃ”
「あれ、烏丸さんじゃないですか?どうしたんですか?」
「あれ?管理人さん?まあ……この際、君でもいっか♪」
「は……?」
「喰らえ!!下半身露……」
“パン、パン、パパン、パン、パパン、”
「ごふ……!!か……管理人さん……無言でいきなりデザートイーグル7連射は……ないよ……」
「すいません、この銃7発しか撃てないんですよ」
「いや……そうじゃ、なくて……」
「ていうか、俺、裸の男にトラウマあるんで、今後それやったらマジで殺しますよ?」
「…………はい」
く……まさかの敗北だ……
ROUND4 VS SYUJI TENDOU
でも、懲りないんだなぁ、これが♪管理人さんのおかげで新たな可能性を発見できたしね♪それは、男の子はこの僕の下半身にどんな反応をするのか!!という事だ。では、早速修司君で実験してみよう。
“がちゃ”
「あれ、烏丸さん。どしたの?」
「下半身露出!!」
「ふぅー……」
修司君の反応は実に冷めたものだった。呆れるような顔で僕のビームサーベルにタバコの煙を吹きかけ、そして今度はタバコの火を……
“じゅっ”
「んギャああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
まさかのウルトラ根性焼き!?てめえ、このクソガキ!!なんてことしやがる!!使用不能になったらどうしてくれるんだ!!
「なんだよ?文句あんの?だったら切り落としてやろうか?」
「や……それはいいです……」
うん、彼にこれをやる事自体間違っていたね……
ROUND5 VS OKIKU
さあて、いよいよ待ちに待ったお菊ちゃんの番だね?え?やめないのって?ふ……愚問だよ。変態はそこに快楽がある限り突き進むのみ!!では、いざ!!
“がちゃ”
「あら?あんたは確か一階に住んでる烏丸とかいう学者さんだね?どうしたんだい?」
「下半身露出!!」
「…………はぁ」
あれ?なんだろうね、この激しい既視感は……?
“ぐにゅ”
「な……!!おいおい、大胆な娘だね、君は。まさか僕のトランザムライザーを素手でわしづかみに……」
「あたいのこの手が怒って唸る!!こいつを潰せと轟き叫ぶ!!砕け、必殺!!ゴッドフィンガー!!」
「きゃあああぁぁ!!痛い痛い痛い痛い!!本当に潰れちゃう!!」
「ひいいぃぃぃと……えんどおおぉぉ!!」
“ぐちゃ”
「ぐわああああぁぁぁ……」
「ふん、あたいにそんな汚いもん見せるからさ……」
「あああぁぁ……僕の体が消えていくううぅぅ……」
「っておめえの体は一体なんで出来てんだ!!」
50%の優しさと50%の煩悩です……
「すいません、うちの烏丸さんが不愉快なもの見せちゃって……次回は友姫と楽しいショッピング♪の帰りに例の妖怪が現れます。そんな次回は」
「番外編・こんな人知りません」
「ババアが久々に喋ります」