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第4章:神々への断罪

かつての栄華の欠片もない廃墟の中、ロイドは血の海に沈む貴族たちの死体を冷酷に踏み越えて進む。肉体に宿る魔神の力はあまりに強大で、彼の周囲の大気は禍々しい黒い影となって歪んでいた。


崩れかけた玉座で震えるアヴェンティアの老王の前に、ロイドは音もなく降り立つ。


「き、貴様は……悪魔だ! 神々が黙ってはいないぞ、必ずや裁きを下すはずだ!」 老王は震える声で叫んだ。


ロイドは極限の蔑みを込めて鼻で笑った。「神だと? この腐った籠に他人を閉じ込めることしかできない臆病者どもを拝んでいるのか? ならばその目でよく見るがいい……貴様らが縋る神とやらが、助けに来てくれるかどうかをな!」


ロイドが手をかざすと、わずかに残っていた神殿の聖なる光が、彼の掌へと吸い込まれていく。その純潔な光は一瞬で漆黒に染まり、悍ましい破壊のエネルギーへと変貌を遂げた。


神域崩壊エンド・オブ・ヘヴン


ロイドから放たれた衝撃波が、王宮も、神々の彫像も、跡形もなく粉砕した。天空は激しく震え、人間の世界では維持しきれないほどの強大な魔力の衝突により、次元の裂け目が生じ始める。


「ようやく顔を出すか……天界の犬どもめ」


裂け目から、六枚の翼を持つ大天使が光り輝く剣を手に姿を現した。しかし、ロイドに恐怖など微塵もない。かつての宿敵が、自分たちが蔑んだ「人間の器」の前に現れたことに、ただ悦虐の快感を覚えていた。


「生かしておくべきではなかった、最大の過ちよ!」 大天使が咆哮する。


「貴様らの最大の誤算は……あの時、俺の魂を完全に消滅させなかったことだ!」 ロイドは地を蹴り、空へと舞い上がる。大天使との激突により、王都全土を揺るがす轟音が鳴り響いた。

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