第七話 夜
今回は短め
勇治の政務が終わった頃
小姓が言った。
「夕方まで何をなさいますか?」
「能を見たい」
小姓は少し驚きながら言った。
「能…ですか 用意させます」
小姓はそう言いながら去って行った。
~~四半刻後~~
能が始まった。
勇治はあまり面白く無かったようで、終わったら礼を言い、すぐに将棋をしに楓の間へ向かった。
将棋を始めて一刻半後
小姓が楓の間にやって来た。
「殿! 風呂の時間でございます!」
「そうか 今行く」
勇治はそう言い、小姓と小納戸と共に御湯殿へ向かった。
まず湯殿のサウナで汗をかかせた。
その後小納戸が言った。
「私が体を洗わせていただきます」
「そうか」
小納戸は勇治の服を脱がせ、糠で体を洗った。
勇治は言った。
「くすぐったい…」
小納戸は言った。
「申し訳ありません」
「いや いい」
「そうですか…」
そんな会話もありつつ勇治は湯を浴びて、体を綺麗にした。
その後浴衣を着させて水気を取り、脱がせを十回ほど繰り返した。
その後勇治らは小納戸と別れ、夜食の時間だったため小座敷に向かった。
夜食を食べた後、宵五時ごろ(約20時)大奥へ向かった。
御錠口役の女中が言った。
「お待ちしておりました 勇治様」
「…」
勇治は少し不満そうだった。
次回予告
新編 南洲編 開幕! 第八話 嫌悪




