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天上のダイアグラム  作者: R section
第6章 予測の先

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第101話 偶然の秘匿

本日はクリスマスですね。私は特に予定はなく、ただ労働に勤しむだけですが皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


ついに敵の情報が増えて、大佐と雪乃にも選択が迫られています。

今後はさらに敵が直接的に仕掛けてくる場面も出てくるのでお楽しみに

―――2026年5月8日 17時00分 MoRS本部 幽世


Jという敵を再認識してから数時間


眠らされていた佐竹が目を覚ました。


「ここは...どこだ」


覚醒して見えたのは知らない景色だった。


そのことについて、驚くと同時に直前の様子を思い返す。


何もないただの廃ビルに居たことを。


「佐竹さん。おはようございます。」


声を掛けてきたのは最近入社した部下だった。


「早速で申し訳ないのですが、直前のことについて教えてください。」


「あ、ああ...パッチ1.1のコードをいつの間にか書いていて、それを実装中に寝てしまった。」


「その後は?」


「うーん、なんとなく呼ばれている気がしたのかな...ただ行きたかっただけかもしれないけど、なんとなく廃ビルに行ったんだ。」


振り返りながら佐竹は思い出した。


目の前の人物とその同期が只物ではないということを



「あ、そうだ。あの二人が急にきて....そうだ。君たちは一体何者なんだ?!」


「追って説明します。最後に、あの廃ビルで佐竹さんは誰かと会っていませんでしたか?」


「ん、君たち以外にか?それなら誰とも会ってはいない。」


「分かりました。では、我々についての説明を始めます。」


「頼む。すでに混乱しかけている。」


ある程度高い知能があるからだろうか、この状況であっても佐竹は意外に落ち着いていた。


「まず私は伊佐ではなく、雪乃と申します。そして、私はMoRSという組織の副官をしています。」


「もるす?」


「はい。裏で人類が間違えないようにうまく均衡を保つ組織です。」


「そんなファンタジーみたいなことが」


「そして、山内...正しくは大佐といいますがその方がこの組織の指揮官です。」


「その均衡を保つために何かしらの行動があったということか」


「はい。先ほどまで我々に敵対する何かがアド戦Ⅱに仕掛けをしているのではないかと考えていました。ですので中途採用を使って潜入をしていたということですね。」


「では、雪乃や大佐は私を利用していたと...?」


「結果的にはそうですね。ただ、少し前から佐竹さんを我々の組織に勧誘しようかと考えていました。」


「そういわれてもな」


すこし佐竹が不快そうな表情を浮かべていた。


そこへ...


「佐竹さん。あなたは人と違う正解を持っていてそれを理解されずに辛い経験をしたことがありますか?」


大佐だった。


「よくあることではないか」


「それは、あなたが高い知能を持っているからでしょう。ですが意見自体は概ね正解なのです。その正解を実際に行動へ移せる環境があのサーバールームだったのでしょう。」


「そうだな。」


佐竹の表情が緩んだ矢先、突然部屋の扉が開く


「大佐!!緊急事態です。」


構成員の一人が勢いよく大佐に緊急事態を伝える。


「フェノメノンシステムが何らかの社会崩壊を検知しました。」


「分かった。即時非常態勢Δを取ってくれ。私もすぐに状況を確認する。」


敵の目的は大佐を確認することではなかった。


本来の時限爆弾が社会を襲っていた。

次回は一週間以内に更新。つづきを追いやすくするため、**ブックマーク(しおり)**で目印していただけると助かります。


また、作品のご感想やご意見もお待ちしております。厳しいご意見でも構いません。

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