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彼女の考え方との出会い

彼女との今後の付き合い方とは?

麻美に俺が殺人を犯した理由を話すことにした。

言い訳のような醜い懺悔の言葉がつらつらと出てくる。


「理由は分からないけど、あの男は麻美を狙っていた」


「狙った動機は特に興味がなかったから聞かずに殺してしまったけれど…」


自分で言っていて、頭が痛くなるような子供じみた内容だった。

そんな面白くもない話を麻美は黙って聞いていてくれた。


「今すぐ忘れ去りたい気分だよ」


一通り話し終えてその言葉で締めると、彼女はなんとも言えない表情をした後にボソッと呟

いた。


「瑠依はそこまでして私を守ってくれていたんだね、そのことについては凄く嬉しいけど、流石に人を殺すのはやり過ぎだと思うよ」


麻美は人を殺したことについては、そこまで言及してこなかった。

日常の相談事を受けるくらい軽い言葉で返してくる。


「麻美は俺が殺人犯なのにどうしてそんなに淡々としているの?」


麻美の行動に疑問が出てしまい、問いかけてしまった。


「だって瑠依は瑠依だもの」


麻美は当たり前のことのように答える。


「私は殺人を肯定してるわけじゃないよ、他の人だったら自首したら?とか言っちゃうかもしれない」


麻美は少し笑いながら話を続ける。


「でも、瑠依が私の事を思ってくれてるように私だって瑠依のことが1番大事なんだよ」

「だから私もその罪を被ってあげるよ、これで共犯だね」


「私たちの中でまた秘密が出来ちゃったね」と笑っている麻美を見て、他の人だと「気が狂ってる」とか「頭がおかしい」のような感想が出てくるだろう。


俺も普段であれば、彼女の対応に驚いたかもしれない。

でもその言葉を聞いた時、心の底から安堵した。

まだ彼女と一緒にいることができるんだという安心感。それだけが俺を包んでいた。


他者から見たら狂っている関係。

でも絶対バレないような気もしていた。そして殺人もバレない気がしていた。

あの男がこの世に必要ないのは司法も判断していたからだ。



「引き続き彼氏としてよろしくね、瑠依」


「こちらこそよろしく、麻美」


2人は更に強固な秘密を共有することになった。

今回は大分短いです。

読んでいただいた方ありがとうございました。

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