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まだ見ぬ自分の心との出会い

瀬奈の心境の変化とは?

瀬奈は一人で家に帰っていた。

体調は悪かったがなんとか家にたどり着いた。


家には誰もおらず水だけ飲み、さっさと自分の部屋に戻った。


いつもと変わらない家。


別に家族仲が悪いとかではないと思うけど共働きで帰って来れない。


高校生になって帰ってきて欲しいということは無いけど、もっと小さかった頃はそれこそ不安に感じたものだった。


そんな事を考えているとメッセージアプリの通知が鳴った。


「今日は早く帰るからゆっくり休んでてね」


母からそんな連絡が飛んできていた。

少しそれに安心して自室のベッドに倒れ込む。


制服がシワになる…と考えなんとか着替えたがそれが限界だった。


それ以上は何も出来ずベッドに潜り込んだ。


少し心細さを感じながらもベッドで横になったが、どうにも目が覚めて寝れない。


身体は寝たがっているのに意識が覚醒している感覚。


でも少しベッドで横になっていたからかだるさが少しだけ取れてるような気がする。


とりあえず喉が渇いたから自分の部屋を出て冷蔵庫に向かいコーヒー牛乳を取り出した。


うちには昔からコーヒー牛乳がよく置いてある。

母も父もたまに飲んでおり、切れたら気づいたら買い足されている。


コーヒー牛乳の甘さで喉を休ませながら自室に戻るとスマホがチカチカと点滅していた。


メッセージアプリの通知を知らせるもので色んな人から体調の心配の連絡が入っていた。


そしていつも一緒にいる、麻美、瑠依からも来ていたが守からは来てなかった。


少し残念に思ってしまう自分がいるのを自覚すると顔が赤面した。


「もういいや、早く寝よう」


そう思ってベッドに潜り寝ようとすると携帯が震えた。


それを確認すると守から一言だけ連絡が来ていた。


「お大事に、ゆっくり休めよ」


それだけの事なのに嬉しくなってしまう自分に少し驚きながら目を閉じた。


そして眠りに少しづつ落ちていった。


ガチャと家のドアが開く音が聞こえ目が覚めた。


そのまま階段を登る音が聞こえる。


そしてお母さんの声が聞こえた。


「瀬奈、体調はどう?」


少し掠れた声で答える。


「何とか大丈夫だよ」


そういうとお母さんは少し安心した声色で「それなら良かったわ」と言った。


ご飯は後で持ってきてくれるらしい。


心配してくれてるのは分かるのだが少し申し訳ない気持ちになった。


起きてすべてのメッセージを返しおわったあとは少し疲れてしまった。


ご飯までには時間がある。


他の人たちのメッセージはすぐに返すことが出来たのに守のものだけは未だに既読が付けられずにいた。


守も特に追撃で連絡はしてこない。


流石に感じが悪いよねと感じて一言だけ返すことにした。


「ありがとう、守も体調に気をつけてね」


それだけを返して、味気なかったかなと思いつつもこれ以上返すことも無いしねと思い呼ばれるまで寝ることにした。


そして少しだけ眠ってしまったようだ。

うとうととしながら頭を整理する。


そうするとドアのノックが聞こえお母さんがご飯ができたことを伝えに来てくれた。


すぐ行くねと返事をしてベッドから降りる。


スマホがチカチカと点灯していたように見えたがとりあえずご飯を食べることにした。


リビングに降りると胃に優しそうなうどんが置かれていた。


お母さんは少し心配そうにこっちを見ている。


少し驚いたのはお父さんだ。


いつもはこんな時間には帰ってきてこないのに今日は早かった。


「娘が体調不良と聞いて早めに切り上げてきたよ、と言っても特に出来ることはないが…」


少し苦笑いしながら3人で食卓を囲む。


久しぶりに家族が揃って食卓を囲むことができて少し満足だった。


高校生になったがやはり食事がバラバラというのは少し寂しいものを感じていた。


温かいご飯を食べてお風呂に入って温まる。


体調を確認すると寝ていたからか楽になっていた。


明日は厳しくても明後日には動けるようになるだろう。


昼間寝すぎたのか目が覚めて寝れなかったのでスマホを眺めているとメッセージアプリの通知が飛んできた。


麻美からで「少しは体調戻ってきた?」という簡単なものだった。


それでも私は知っている。


彼女とは普段あまりやり取りをしない。

連絡が向こうから来ることも滅多にないけど体調不良の時はすごく連絡をくれる。


その辺に彼女の優しさを感じた。


瑠依だとこのメッセージだけで色々考えることが出来るんだろうけど私もそのうちできるようになるんだろうか…


そんなことを考えつつ麻美に「心配してくれてありがとう、明日は厳しそうだけど明後日は問題なさそう」


と返信すると可愛らしい了承の意味のスタンプが飛んできた。


あらためて私の友達はいい人ばかりだと思うと嬉しくなった。


それでも…と守の事が浮かんでくるのはなんでなんだろうか。


この時はまだ考えが及ばなかった。


次に目が覚めた時は体調がある程度戻っていた。


見慣れた私の部屋。体力が戻ってきたからか余裕も出てきているようだった。

投稿が遅くなりすみませんでした。




読んでいただきありがとうございました。




感想等頂ければ励みになりますのでお待ちしております。

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