表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/89

第9話》新たな目標ができました

 「コールド」


 ――敵を倒して、経験値3を取得しました。

 ――ダイス3で、何も取得出来ませんでした。

 ――おめでとうございます。レベル2になりました。


 やっと上がったぁ! 只今5週目。取りあえず敵を倒しつつ周回する事にして、レベル上げしていた。


 ――スローを取得しました。

 ――オールファイヤーを取得しました。

 ――オールヒールを取得しました。

 ――オールコールドを取得しました。

 ――オールエアカッターを取得しました。

 ――オールシールドを取得しました。

 ――オールマジックシールドを取得しました。


 うん? まてまて、覚え過ぎだろう……。あ、でも魔力って3,000になったのか?

 俺は、左手を目の前でスライドさせ、ステータスを表示した。


□――――――――――――――――――――□

 名 前:エット

 レベル:2

 H P:30/30

 M P:290/300

 体 力:30

 攻撃力:307

 防御力:20

 魔 力:3,000

 魔防力:20

 素早さ:750

 ラック:101

 ランク:S

 経験値:201 next:249

□――――――――――――――――――――□


 なんか、魔力だけずば抜けてるな。素早さも本当なら1,500か。きっとこれだけあれば、靴はいらないかも。

 うーん。他の人のHP以外のパラメータを見れないから平均がわかんないけど、攻撃力ぐらいだよな、きっと。


 『攻撃を受けていますが宜しいのですか?』


 「やべぇ、コールド!」


 ――敵を倒して、経験値2を取得しました。

 ――ダイス2で、吸血の指輪を取得しました。


 指輪! とりあえず、おばあちゃんの家だ。

 俺は、ゴール目指して一目散に走った。


 パタン。


 「ふう」


 ドアを閉め、一息つく。

 カゴを渡して、報酬の100ダイスコインを貰う。これで500ダイスコイン溜まった。これは、イベントに挑戦する時に払うのに使うらしい。

 敵からもドロップする事もあるようだが、俺は一度もない。

 それはさておき、指輪だ!

 指輪の効果を確認すると、魔法攻撃を受けるとMPが1回復するらしい。シールドを張っていても有効だ!

 まあ俺の場合、よっぽどじゃないと枯渇しないと思うけどな。

 うん? ちょっと待てよ……これも、重量5じゃないかぁ!!


 「だぁ! レアって重量5以上なのかよ!」


 『はい。その通りです』


 「………」


 別に今のは、ナビに聞いた訳じゃないんだけどな。はぁ……。結局これも装備できないじゃないか! って、レベル3に上げてまで装備したい指輪でもない。レベル3になれば、MP500だもんな。

 でもレベル上げしていれば、またレアがドロップするかも!

 杖だ杖!


 「よし! レベル上げも兼ねて、杖のレアドロップ狙いで周回だ!」


 『マスター。残念なお知らせがあります。一つしか装備出来ない場合、ローブ系が優先となるため、レベルは4にしないとレアの杖は装備できません。ちなみにレベル4にする為には、経験値が後547必要になります』


 それ聞きたくなかったよ……。やる気がうせる。

 っていうか、杖って何か効果ついてるのかな?


 「杖って魔法を使えるようになる以外に、何か効果ある? たとえば、魔力が増えるとか」


 『レアなら何かしらついているとは思いますが、マスターの場合はレベルアップに勝るものはありません』


 まあ、そうだろうな。そうなると別にレアを集めなくてもいいって事になるな。楽しみがないじゃないか。


 「はぁ……。強すぎるのも面白くないな。目標がなくなった」


 『では錬金術を取得してはいかがでしょうか。今着ているローブにエンチャントできるアイテムを作るのです。錬金術で生み出したアイテムで、色んな効果をつけるのです』


 「うん? 錬金術? それって何が上がれば取得できるの?」


 『いえ。これはイベントをクリアして取得します。レアさえあれば、エンチャントは必ず成功するのですから、自分好みにアレンジしてみてはいかがでしょうか』


 「そうだな。じゃまずは、錬金術のスキル取得を目指すか」


 俺は、新たな目標に胸を躍らせるのだった――。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ