表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/89

第52話》★より重量重視

 リラさんが言った様に俺は、効率よく稼ぐ方法をナビに聞いたんだっけ。効率がよくないと判断された方法は、教えてもらってないわけだ。

 取りあえず、剣が魔法の石に変わる方法を聞こう。


 「ねえナビ、武器を魔法の石にする方法ってある? 例えばどこかで交換できるとか」


 『はい。分解になると思います。交換所で出来るのはトレードです。魔法の石と武器をというのは、★3つ以上の時でないとないと思われます』


 分解かぁ。出来たんだ。


 「分解ってどうやるの?」


 『分解は、装備錬金で作れるアイテムです。まずは、設計図を手に入れなくてはなりません。設計図引き換え券で、交換できます』


 「え? 装備錬金? じゃ、結局魔法の石を1,000個集めた後じゃないと、出来ないって事?」


 『いえ。設計図と材料そして、依頼料を持って街に居る装備を作成してくれるNPCに頼むと宜しいです』


 あぁ、そう言えば、そういうNPCがいるんだっけ。

 うーん。今作った方がいいのか……。


 「ねえ、ナビ。分解して魔法の石を集めるのと、普通に集めるのとどっちがいいと思う?」


 『普通の定義がわかりませんが、分解はレアの装備品を分解でき、レア度ではなく、重量により魔法の石の個数が決まります、重量1に対して魔法の石が1個です。★1つでも重量1,000で、攻撃力が3,000という武器も存在します。それを手に入れられるのであれば、分解のアイテムを作る価値はあるかと思います』


 重量1,000って、体力が10,000ないと装備出来ないじゃないか。体力が多い人向けの武器だな。

 今持っていないから分解は、装備錬金を手に入れた後でもいいかなぁ。その為の材料集めとかもしないといけないし。


 「ナビに聞いた?」


 と、リラさんが、俺の顔を覗き込んで来た。近いんですけど~!


 「き、聞いたよ。分解して魔法の石に出来るみたいだね」


 「でしょう? エットは、設計図引き換え券持っているよね?」


 「持ってるけど?」


 「はい」


 あると言うと、リラさんは何やら出して来た。見ると『分解の腕輪の設計図』と書いてある。でも内容は見えない。所持している人にしか見えない様になっているみたい。


 「えーと。どうしたのそれ?」


 「設計図引換所にあったのよ! あなた達は、まだ行った事ないでしょう? あそこはね、つど置いてある設計図が変わるのよ。あった時に交換しないとなくなっちゃうから交換しておいたものよ」


 つまり、その設計図と俺の設計図引き換え券を交換しましょうって事? さらにそれは、分解の腕輪を作れという事だよな……。


 「ありがとう」


 俺は、設計図引き換え券と交換した。


 分解の腕輪の材料――別々の腕輪4つ


 別々の腕輪? 百の腕輪とかかな?


 「ねえ、ナビ。この材料の腕輪って百の腕輪とかでもいいの?」


 『はい。構いません。ただ、百の腕輪は一度しか手に入れられませんので、材料に使うともう手に入りません』


 「そうなんだ。そういうのじゃない腕輪っていっぱいあるの?」


 『よく材料にされているのは、攻撃回数の腕輪です』


 「え? それって攻撃回数増えるんじゃないの? それって凄そうだけど……」


 『バディでなければ、二種類のモンスターにしか効果がない腕輪になります。そして、そのモンスターがいるダンジョンで、クリア時にランダムに獲得できるアイテムです。種類も豊富で、比較的に手に入れやすい腕輪になります』


 「へえ。そんなに種類があるんだ」


 『はい。+1から+10まで。バディを手に入れれば、レベルアップ時にエンチャントで+1ずつ増えますので、バディを手に入れれば普通の腕輪は必要なくなります』


 種類って攻撃回数のことか。でも凄い! 材料集めとかでなくて、その腕輪が欲しくなったかも。


 「で、エット、どうするの?」


 リラさんが聞いて来た。


 「うん。材料集めに行ってもいいかな?」


 「勿論よ! 私は、お供するわよ」


 「はーい。私も行く」


 「勿論、行くわ」


 リラさんに続き、ママルさんとミチさんも行くと言ってくれた。


 「じゃ、ナビ。腕輪を手に入れられるダンジョンを教えて」


 『はい。そのダンジョンは、この街から北に行った所にある迷宮から更に北に行った所にあるポルーメ街の北にあるダンジョンになります』


 結構、遠かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ