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2017年 10月26日 木曜日 天気:晴れ

作者: 黒木慎悟

ずっと前から、書くべきだと思っていた。今学期「文学と人間像」という講義を取った。毎回講義に出て、やはり何か書くべきたと思っていた。何かを文字にする気持ちはしょっちゅうあるが、いざっペンを取るとなかなか進まない。レポートと課題はうざい、これは本音だ。そして私もこれを言い訳で色々やったのも事実。昨日以前の私は自分に催促して、この紙に何かを語ろうとしている。今の私はそれがわからないし、理解もできない。さっき授業をサボった。間違って二限目日本語の授業があると思った。慌ててプレゼンの準備をした。そのお陰て、今ゆっくりこれを書く時間が出来た。

もうすぐ三年、大学で一人の友人も出来ず。顔を会って、挨拶をして、少し冗談を言い合う仲ができたとしても、友人と呼ばれるものはいない。よく無口、暗いと言われたことがある、親にも同じこと言われた。それは正確には思っていないが、確かに一人にいる時間が多い。その時間で、色々な事を考えた、宇宙の始まりの秘密から一人で世界を滅ぼす方法まで考えた。そして、自分を納得する仮説も立てた。こんなもん考えて何になるか、馬鹿げた事だ。

書き途中の短編は長い間手をつけていない。ネットにアップロードした一話の様子も今や見る勇気もない。時々思う、私は文科を選んだら楽になるではないかって。そうすると、今頃私は本気に文学の道に歩むことになったかもしれないと、まぁ、親は反対するだろう。よく考えるとありえない話だ。少なくても「今の私」に対しては、枠に嵌られることを生理的に拒む私は、締切の制約の元で働く訳がない。それに気まぐれは性分なので、リスクの少なく道を選ぶのは理に合っている。以上に除いて、私の「言い訳リスト」に「自分が作ったものを金に換えることを気に食わん」という理由もある。

昨日は父に電話することも忘れた。毎月一通、お決まりの務めみたいなものだ。本心からも多少嫌な気持ちもある。その殆どは言い訳がないと生みの親に電話もしたくない自分への嫌悪感だ。別に父を何も思っていない訳ではない。出来なら、今でもそのでっぷりした太鼓腹を見て、敲いてみたい。電話しても、体を大事になど以外に並べる言葉は見つからない。「今の自分」はまだ駄目だと、電話の向こうの音は何故かいつも頭の中でこう響いている。

今日は電話する、いつも同じようにアラームを設置する、忘れることはないだろう。

昼、自分の顔と同じくらい大きさのパンを買って齧った、甘かった。モグモグしている際、自分はしばらくパンの生地を揉んでいないことを気ついた、冷蔵庫のイーストはそろそろやばいかもしれない。歩い食い最中経営情報棟と図書館を繋ぐ二階の通路の柱の横側に蜘蛛の巣がてきていることを発見した。田舎で全然珍しくも何でもない。巣のもう一側は只一筋で10メートル離れた大樹の枝のに繋いでいた。どうやって繋いだたろうか、こういう芸はもし人間にも出来るなら確かにアメリカの映画のみたいにヒーローをやっていけるかも知れない。

今晩も星がよく見えなかった。ここに来る前、ちょっと天の河を拝めるかもと期待していた、何せ田舎だから。スティーブ・コールのサックスを聞きながらメタ丸に乗って家を帰った。やはり田舎だから、両耳が塞いても親切なお兄さんと腹がでかいおじさんがメタ丸の登録番号を聞きに来ない。登校と帰る路でいつも講談と音楽を楽しめことが出来る。信号待ちの時、自分つけた手袋を見てふっと思った、以前、お袋の誕生日に、兎の皮手袋をプレゼントしたことがある。そう言えば、後1ヶ月で、お袋の誕生日だ。今年は何か送れてあげることが出来ると思えないが、一応SNSで挨拶しておこう。来月のことだ、その時はその時だ。

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