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コメディ?コメディー?~タグやタイトルのつけ方考察~

作者: 日車メレ

 こんにちは、向日葵きいろです。


 このエッセイは「小説家になろう」を始めたばかりで、どうやったらPVやブクマが伸びるのか? ということを、はじめたばかりの私だからこその視点で、実に小さな悪あがきのようなものを書き記したものです。

 基本的にはなろうの検索システムついて検証した結果を書き記したものだと思ってください。

 作中の内容に関してそんなこと知ってるわ! と思った作者さん。間違ったタグをつけている方が実際多いなぁと感じて書いた、初心者またはこれから始められる方へのエッセイですので、ご容赦ください。


 結論を先に書きますと、タグの付け方で検索されやすくなることは可能です。しかし、それで劇的にPVやブクマ数が増えることはないと思います。

 私は今まで二作の長編を完結させましたが、最初は固定のユーザーさんはいないので、読者さんの目にとまるチャンスは「更新された連載中小説」か「検索」、もしくはツイッターなどの外部での宣伝ということになると思います。

 作者の皆さんはご存じだと思いますが、100位でも99位でもランキングに載りさえすれば閲覧数はグンと伸び、面白ければそれなりに評価される可能性があります。


 先ほど申し上げたとおり、検索しやすいタグを設定することによってPV数が劇的に伸びることはありませんが、最初のうちは検索ワードでブクマ数の少ない作品をわざわざ発掘して呼んでくれる、ただ一人のスコッパーさんのブックマーク2Ptがランキングに載る・載らないの境になるかもしれません。それを大切にするせこい作業は恥ずかしがらずにやるべきです。



<目次>


1、コメディ? コメディー? どちらがいいの?

2、恋愛ジャンルだから恋愛タグは必要ない!?

3、検索される範囲について考える



***



1コメディ? コメディー? どちらがいいの?


 答え:コメディーです。



 最初に答えを書きましたが、正しい、正しくないではなく検索ワードとしては「コメディー」を選択するべきです。


<コメディ>

 読者さんが「コメディー」で検索した場合、除外されます。


<コメディー>

 読者さんが「コメディ」「コメディー」どちらで検索しても検索されます。


 つまり、検索システムは完全一致ではないので、「コメディ」を含む「コメディー」を選択した方がいいということですね。

 ただし、読者さんが検索除外ワードの設定した場合は逆に除外されやすくなるわけですが、わざわざ除外ワードに設定した読者さんにコメディを読んでもらう必要はないわけですから、そこは考えなくていいんじゃないかと思います。


 実際に2016年12月1日時点で、このワードで検索をすると


コメディ……30242作品

コメディー……15290作品 のヒットがあります。


 ほぼ、半分の方が「コメディ」で設定し、コメディーで検索してくれる読者さんにはその時点で見逃されているということですね。

 実際に、読者さんがどちらの言葉で多く検索をされているのかはわかりませんが、「コメディー」であればどちらにも引っかかるので損はありません。



 同じ論理で魔法・魔術について考えてみます。

 私の完結作で「魔術」「魔術師」という表現を使っている作品があります。厳密な違いは魔法の専門家ではないのでよくわかりませんが、どちらかと言えば「魔法」「魔法使い」の方が一般的な名前です。

 「小説を読もう」の「人気のキーワード検索」では「魔法」という言葉が上位にありますので、ここから検索される読者さんもいるでしょう。

 この場合タグの設定は一般的な名称でするべきだと思います。そして、気になるようでしたら「魔法(魔術)」や「魔法/魔術」「魔法・魔術」という設定がいいと考えます。

 絶対にやってはいけないことは「魔術/法」「魔術(法)」のように検索される言葉をぶった切ることです。



1、のまとめとしては、検索されそうな言葉は……


・言い方が複数あるワードの場合、もう一方の言葉を完全に含む場合は長い方の言葉を選ぶ。

・完全に含む言葉でない場合は、両方書く、その際省略したり/などで分割しない。


 となります。



***



2、恋愛ジャンルだから恋愛タグは必要ない!?


 答え:設定しましょう!



 作者としては恋愛ジャンルにあるものなら当然検索ワード「恋愛」で検索されると思いますよね? それは大きな間違えです。


 例えばなんですが、異世界(恋愛)ジャンルの作品をジャンル選択だけで検索すると、2016年12月1日時点で10237作品ヒットします。そこに検索ワード「恋愛」を追加してみます。すると、4101作品にまで減ります。

 もうおわかりですね? 恋愛ジャンルなんだから、当然恋愛要素入っているというのに無慈悲に除外される作品があるんです。


 私が「小説家になろう」に登録して作品を読み始め検索システムを使った時、ジャンルなんて全然気にしませんでした。「恋愛 ファンタジー 魔法 ハッピーエンド」のブックマーク多い順ソートなどで作品を検索していました。

 そして「人気のキーワード検索」でも「恋愛」のタグは上位に来てます。そこから検索してもあなたの作品は容赦なく除外されてしまいます。

 ですから、このジャンルで投稿したんだから言わなくてもわかるでしょ? というキーワードも設定の必要があるのです。

 これは恋愛ジャンルに限りません。全てのジャンルで同じことが言えます。ちなみに作者はかならず「恋愛」「ファンタジー」を入れています。



2、のまとめとしましては


・ジャンル設定は検索ワードに反映されないから、タグでも設定しよう。


***



3、検索される範囲について考える


 答え:タイトル、タグ、あらすじ……です!



 上記のように、恋愛ジャンルでタグでも「恋愛」入れろだとか、省略するなら二つ書けだとか、このようなことを守っていたらタグが足りないわけです。しかもなんだかしつこいですよね? そこで今度は検索される範囲について検証してみました。


 具体的にどうやったかというと、自分の作品のタイトル・タグ・あらすじなどを色々と検索して出てくるか検証してみたのですが……。

 結論は書いてあるとおりです。


 例えばなんですが、「恋愛」「コメディー」それって「ラブコメ」じゃないか! 「ラブコメ」も検索されるかもしれない! と思うことってありますよね? その場合、うまいことあらすじに書けばいいのです。これはもうまとめの必要はないですね。



***



 いかがでしたか?

 タグで嘘を書いたらいけませんが、タグを正しく設定していないと、本当ならあなたの作品を楽しいと思ってくれる読者さんとすれ違ってるかもしれません。それは作者さんにとっても読者さんにとってももったいないことだと思います。

 タグを正しくつけて、一人でも多くの読者さんに読んでもらえることを願って! 執筆がんばりましょう!



追記


 うっかり書き忘れたのですが、「○○じゃない」「非○○」を使うときも注意が必要です。「異世界転生しません!」などですね。

 検索システムは否定文かどうかなど、気ににしてくれませんので、逆効果になる可能性があります。


その言葉を検索した方にがっかりされ、除外ワードに設定された方に見逃される可能性があります。


 もちろん、あらすじに書いた方がいいこともあると思うので、そこは臨機応変!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 内容としてはライトですが、なるほど!!の連続でした。 「なろうでウケるタイトルやあらすじ」の指南書はかずあれど、タグにして、こういった考察をしているのは初めてでした。 微々たるものかもしれ…
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