誰かの悪巧み
おはようございます、緑川です!2月になりましたね!まだ年明けて1ヶ月しか経ってないのか…トホホ(*_*)
まあ今回は微妙に気まずい雰囲気になってます。
一瞬にして広い部屋から音がなくなった。5人の誰もが黙り込む。
「これは…副社長に言おうよ…」
「そ、そうだな!そうだよな!俺、電話かけるわ!」
隼人は慌ててポケットからスマホを取り出し水無月に電話をした。数秒のコールの後、水無月はわりとすぐに電話に出た。
「はーい、水無月ですー。ん?隼ー?どうしましたー?」
「ちょ、どうしたもないっすよ…」
「んー?あーー!5人の部屋が一緒なことー?」
「分かってるじゃないですか!!!!」
「えーだってぇ〜仕方ないじゃぁ〜ん」
水無月の口調が突然変わる。割と気持ち悪い。隼人は右耳に当てていたスマホを机を上に置きスピーカーモードにした。
「ここのホテル、VIPの部屋が最上階に1個しかないから、仕方ないじゃぁーん」
「そしたらVIPじゃなくても良いのにー!」
明莉がすかさず反応する。
「よく言ってくれるよー!!その声は明莉でしょー?まあ、能天気な明莉は言わないかもしれないけどねぇ、涼太とかさぁ〜」
「え、俺ェ!?」
「そうよ。「なーんで俺らVIPじゃねぇんだよぉ〜」とか言うって絶対。男女のどっちかだけをVIPにするわけにもいかないし。ほら、5人一緒だといつでも練習できるわ!?通信対戦も回線早くなるんじゃない?」
「知らねぇよ…」
「まっ、そういうことなんでー!バイバーイ」
ブチッツーツーツー
「…マジかよ……」
「…」
桜が何かを言いたげにそわそわし始めた。
「桜、どうしたの?」
「あ、うん…」
「?」
「言いにくいんだけど…あの…さ…別に…その…何かを…するわけじゃないんだから……良くない?…」
部屋からまた音がなくなる。桜の言う何かとかこの年頃の小僧がバカみたいに反応するような、下ネタに近いものの事だろう、と4人は一瞬で察した。誰もそのあと口を開くことが出来ず5人でただただその場に立ち尽くす事しか出来なかった。
と、その時。部屋のベルが鳴った。誰かが来たようだ。
「はーい」
考輝が扉まで行き開ける。
「お荷物を届けに参りました。お部屋の中までお運び致します。」
さっきの翁の後に続き2人のメイドの3人で5人の大きなスーツケースを部屋まで運び入れる。5人は自分のスーツケースを取ると個々に「ありがとうございまーす」と言っていった。考輝も涼太も明莉も桜も隼人も笑顔だったが引きつっていたのは確かだ。
「それではこれで失礼致します。何かございましたら、フロントにお申し付けください。それでは」
大きな扉が大きな音を立ててしまる。
5人はそのあとも無言でスーツケースをベッドルームまで運んだ。ベッドルームの隣には大きなウォークインクローゼットがあり、スーツケースをとりあえずそこに置いてまたリビングに戻った。順々にソファーに腰掛けると誰かが合図した訳でもないがみんな一斉にゲーム機をバッグから取り出しドラハンを始めた。5機が一斉に同じオープニング曲を鳴らしだす。涼太がクスッと笑ったのを拍子にみんな一斉に笑い出した。
「あーもーおっかしーwww」
「もうどうでもいいやw」
「それなwwwつか、協力プレイしようぜ!」
「OK」
「あ、リーダー俺なー!」
「隼人は暴走するだけじゃん」
「何で毎回誰かに言われなきゃいけねぇんだ…倒れれば良いんだよ」
この後5人はメイドが夕食を運びに来るまでずっとゲームをしていたという。
ゲームばっかりじゃなくて歌の練習しろやって話。




