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KRASH♪  作者: 緑川明莉
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出発の朝

こんばんは、緑川です!

活動報告を投稿してからかなりの時間が経ってしまいました、すいません…

新しい緑川のKRASH、「KRASH♪」記念すべき第一話です!


´ω`)/よろしくお願いします!

開校約100年が経つ全寮制シャレンド学園、中等部男子学生寮。赤レンガ造りの建物に巻きつくツタなどの植物が歴史を感じさせる。その学生寮の中にある、特別な生徒、生徒会員のみが住める特別豪華な部屋には大人気アイドルグループのメンバーが暮らしていた。


「りょうたぁぁぁぁぁぁあああああ!!!いい加減起きろぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!」


早朝の寮の一室に響く隼人の声。隣にいた考輝は耳を塞いで震えている。大声を挙げられた涼太はまだ布団の中だ。


「涼太!起きないと置いていくからな!本当に置いていくからな!?」

「分かったよ…起きるよ…んー…」


重たい瞼を擦りながらようやく涼太は起床した。隼人はとっくのとうに着替えを済ませ、考輝に至ってはゲームを始めている。寝癖が付いたボサボサの髪にパジャマ姿の涼太は慌てて身支度を始めた。


「コンサートの出発日くらいちゃんと起きろっつうの」


少々ご立腹の隼人を考輝がゲーム片手になだめる。本気でなだめようとしていたら人はゲーム片手にはしない。


「寝癖がとれねぇぇぇぇええええ!!」

「るっせぇなぁあ!んなもん、桜にやってもらえばいいだろ!あ?」


涼太の寝癖は毎回芸術作品だ。顔を洗い服を着替える。


「準備完了ー」

「遅っいな」

「まあまあ落ち着つけ隼。涼太、隼、荷物持ったか?」

「おう!」

「んじゃ、俺明莉に電話するわ。下降りようぜ」

「桜じゃなくて良いのか?」

「桜はだいたい出ない。髪型にすごいこだわるじゃん?」

「あー、確かに。明莉のあのテキトーさは男子も負けるスピードで仕度するもんな」

「ちょっと引くけどなwww」


考輝が金色が禿げたドアノブを回す。3人それぞれ大きな荷物を抱えオッセオッセと廊下に出る。隼人が鍵を閉め、階段へと歩いて行く。まだ朝早いため起きている人は誰もいない。


「あ、もしもしー?…あ、そうそう…あ、うん…え?嗚呼OK、あーはいはい。ん、じゃあな、うぃー」


考輝が明莉に電話をした。


「明莉何て言ってた?」


隼人が聞く。


「あー、なんか桜が今トイレに入ったからこっちゆっくりで良いって」

「なんだよー、俺急いだのにー」

「うるっせぇ」


隼人はまだキレている。


階段で四階から一階まで下っていく。一階の受付で部屋の鍵を預かってもらう。


「おお、BBB!コンサートか?あ、ライブツアーか」


BBBとは隼人、考輝、涼太の3人の事である。バカが三人でトリプルバカ。BBB(BakaBakaBaka)


「はい!帰り一週間後になるんすけど…」

「OK、あ、掃除機かけとくか?」

「お願いしていいっすか?」

「任せな!おー、行ってらっしゃい!頑張ってこいよー!」

「「「はーーーい!!!」」」


夏の朝。

三人のイケメン?が学園正門へ歩いて行く。

次回は可愛い?女の子組が登場します!

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