表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夏の日  作者: しお
9/13

8.迷い

「野宮さん、ごめんなさい。実は私…」


僕を知るきっかけを作ったノミヤさんに、僕と恋人同士であることを謝るトウカ。

「え~~っ?!」と驚くノミヤさん。

焦るトウカ。

「ごめんなさい…私はいつも誰かの大切な人を奪ってしまう……」

「……桃花ちゃんも杉くんのこと好きなんでしょ?両思いなんでしょ?…だったらなんで謝るのよ~」

笑うノミヤさん。

「好きな人の幸せは私の幸せ。ずっと仲良くね!」

「野宮さん…」


*


「燦香、真子と杉くん付き合ってるらしいぞ」

「え…」

「さっき香菜から聞いた。真子が雪と話してるのを聞いたらしい」

「燦香ちゃんの方が可愛いのに…ありえないですぅ」

「…ちょっと行ってくるわ」

「あ、真帆ちゃん…どこに…」

「……あたし真子さんのことよく知らないけど、勝手に嫌いになるのはやめる。あの杉くんが選んだ人だもん」

「燦香ちゃん……」


「? どうしたの真帆、そんな顔して」


廊下を早足で歩くマホをカナが呼び止める。


「ちょうど良かった香菜。真子潰したくてよ」

「杉くんがいるから、もう何しても挫けないんじゃない?」

「あぁ、そうか…くっそ~…」

「いっそ、あいつに杉くんに関するデマでも教える?」

「…それ超いい」


*


廊下を通りかかったトウカを2人が呼び止める。

身構えるトウカについた嘘、それは僕がほんとはよく笑うということ。


そんなわけないのに。


「だからさ、お前はよく笑うけどよ、杉くんほんとはお前といても大して楽しくないんじゃねぇの?」

「あはっ、それありえる~!杉くん優しいもんねぇ。あんたいつも1人だから同情してくれてんのかもよ~?」


終始黙り込むトウカ。

すっかり信じ込んでしまったようだ…。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ