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研究材料


「今日から君達は重要な研究材料になる。」


「研究材料…!?」


「研究材料といっても、人体実験を行うわけではない。」


そう言うと舞台下で並んでいた黒と白の男達が、

私達の周りを囲むように並び始めた。


それを見て、これから何か嫌な事が起きる予感がした。


「済まないが、もう説明する時間はない。

これから君達に起きる出来事は夢ではなく現実に起きている。


君達以外にいる人物は、

この学校の一年生と二年生だけはいるがそれ以外は誰もいない。」



皆は急な展開に驚きを隠せず周りに聞く行為をしている。


そこにまた田倉が焦った口調で質問をした。


「何で先生達はいないんですか?


あとその任務は今日だけですか?」



「それは分からない。

君達次第だ。


だが今日だけではない。

何ヶ月かは経つ。」



その言葉を聞いた皆は、

不安が隠せなくなったのか、周りの友達と不安そうに自分達がどうなるか話している。



その時、

時計の針が9時をさした。


9時になった事を確認した男は生徒皆に少し早口調で最後の言葉を残した。



「君達は世界から選ばれた者達だ。

任務に成功したら、君達は世界から偉大な人物として知られるだろう。」



「偉大って…!だからどんな任務なんだよ!」


話が大きくてよく分からない事に苛立ちをさした生徒達に愚痴をこぼす人もいた。



「任務成功…を…祈る…」



んっ、なんか言葉が聞きづらい…


なっ、何なんだろう…

意識が遠のいていく…。


私だけかな…



意識が遠のいていく感じの中、

周りを見ると私以外にも気分悪そうになっている人が何人かいた。



「あと…命…令は…絶…従…う…よう…」



「えっ今、何て…?」



「従…いと…命…とす…ぞ…」



音も聞きづらい…視界も暗い…

た…助け…。



「恨……め……前ら…………………」



「だか…ら…何…て言って…るの…?」



「それでは…アディ…オス………」




「プチ……………」




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