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第21話:マブイを喰らう橙


――記憶消滅まで、あと――(記録途絶)

小太郎を奪還すべく、ネクサスの輸送部隊を強襲したブラックとりん(イエロー)。だが、二人の前に立ちふさがったのは、かつての仲間・小太郎ではなく、燃えるようなメタリックオレンジの戦士だった。

「……誰だ、あんたは! 小太郎くんを返せ!」

りんが叫び、武器の剣を振るう。

だが、オレンジの戦士――祐史郎は、その剣を素手で掴み取ると、冷酷に言い放った。

「小太郎なら、奥で『新しい思い出』を植え付けられている最中だ。邪魔をさせるな」

祐史郎は、自らの腰に下げたポーチから、不気味に発光する**『マブイ球』**を取り出す。それは、先ほどの戦闘で倒れたネクサス兵の命の輝きそのものだった。

「……さあ、目覚めの時間だ。魂を寄越せ」

祐史郎が短剣の柄にある穴へ、その球を叩き込む。

チャキィィンッ!

鋭い音と共に、短剣が脈動を始め、祐史郎がそれを笛のように吹く。

奏でられるのは、血の気が引くような禍々しい旋律。

次の瞬間、背後の地割れから、全身が重厚なメタリックオレンジの装甲で覆われた**「機械仕掛けのティラノサウルス」**が咆哮を上げながら姿を現した。

「……恐竜!? 嘘でしょ……そんなの、これまでの怪人とレベルが違う!」

駒の演算が限界を告げる。

かつて弟(小太郎)が守ろうとした世界を、兄(祐史郎)が召喚した「太古の王」が踏み潰していく。

「見ろ、駒。これが死の淵で俺が手に入れた『マブイ』の力だ」

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