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戦隊もの シナリオ

作者: 宮本 清久

20xx年、町にはフレンドリーカンパニーという謎の一団が暗躍していた。町で炊き出しなどをしていることで有名な団体だという噂もあるが、その実態は闇に包まれていた。果たして彼らは敵なのか味方なのか。もし敵だった場合、誰が彼らを止めるのだろうか。

ある時、フレンドリーカンパニーは突如として社会に牙をむいた。巨大怪人を作り出し、猛威を振るった。怪人の名はゲシュタルト8号といい、その名前を会社名と一緒に連呼していた。

市民たちは救世主の出現を期待して不安に陥っていたが、実は役所で秘密裏に雇われていた公務員戦隊スグヤルンジャーが怪人に立ち向かった。激しい戦いが繰り広げられたが、スグヤルンジャーの活躍によりゲシュタルト8号は撃退された。しかし、巨大ロボットの一部が破損し、1週間は出撃が難しい状態だった。

フレンドリーカンパニーは新たな怪人の改造とスグヤルンジャーへの対策、さらに具体的な破壊工作や占領政策を練る作戦会議を開いていた。その中で提案されたのは、象徴的な建物を破壊することだった。国会議事堂やスカイツリーを候補に挙げる意見が出たが、スカイツリーは巨大すぎて破壊が難しいという意見が勝ち、国会議事堂をターゲットにすることに決まった。彼らは悪の行為を犯しているが、選挙というシステムに限界を感じ、その結果として悪の道に進んでしまったのだという背景があるようだ。

1週間以内にスグヤルンジャーの体制が立て直される前に奇襲をかける計画は難航していた。新たな怪人ボヘミアン1号の開発が進んでいたが、巨大化するシステムに問題が発生し、襲撃計画が危機に瀕した。調査の結果、問題の原因は電池が500本足りないことが判明した。巨大化システムの開発者がこだわっているため、他のエネルギー源を考える余地はないようだ。

電池を追加して巨大化システムを正常化させ、ボヘミアン1号の作戦が始動した。スグヤルンジャー側も準備はしていたが、奇襲に対応することができない可能性もあり、今回の戦いは厳しいものになるだろうとの覚悟を決めた。

戦いの火蓋が切って落とされた。スグヤルンジャーは巨大化前のボヘミアン1号を撃破したが、巨大化したボヘミアン1号に一瞬で倒されてしまった。その後、国会議事堂、渋谷109、新宿歌舞伎町、豊洲市場などが次々と破壊された。彼らはただ破壊するだけでなく、巨大生物の量産やミステリーサークルの形成など、理解しにくい活動も行っていた。選挙への不満が悪をここまで堕落させるというのは恐ろしい。一方で本当に悪かどうかという意見も出てきた。今まで非合法だったルールなどを合法にしたことは必ずしも悪ではないと考える人たちも出てきた。例えば日本では延命治療や臓器移植などのルールがかなり厳しいがそういうところは比較的寛容になって苦しまない方向で進められるようになったという意見も出てきた。悪は本当に悪なのか?結局やらせてみないとわからないのかもしれない。

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