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伝説の夏休人(かきゅうじん)

優子「今年の夏休みは絶対に宿題を終わらせる。」


 優子はこう見えて30日・31日に全て終わらす短期間型夏休人たんきかんかきゅうじんなのです。


 一方で麗華や長政は決まった時間や日にちに終わらし、計画的に終わらす長期間型夏休人ちょうきがたかきゅうじんです。


 例外として翔月とトムは終わらせないで夏休みを満喫する夏休暇人かきゅうにーとじんである。


長政「優子もだが、翔月とトムは留年するかもしれないからな。気を付けて夏休み過ごせよ。」


翔月「そだね、去年の分すら終わってない僕からすると何も痛くないけど。」


トム「でも…沢山遊びたいヨ…」


長政「だったら1日の計画表を立てるんだな。各自書いたら僕に見せに来て。ふざけた物だったら書き直させるから。」


麗華「面白そうですわね、私も参加いたしますわ。」


 思い思いに計画表を書いていった。


優子「第一回夏休み計画表見せ合い!!まずは…私からだ。」


  06:00    起床

  07:00〜   ゲーム

  12:00〜   昼飯

  13:00〜   遊びに行く

  18:00〜   夜飯

  19:00〜   お風呂等

  21:00〜   翔月とトムとゲーム

  01:00〜   就寝


長政「宿題や勉強の時間が一つもないが…本当にやる気あるのか?」


優子「分かった分かった、7時のゲームを宿題にするから。」


翔月「これが駄目なら俺の無理じゃん。」


 10:00〜    起床・ゲーム

 17:30〜    夕食・お風呂等

 18:10〜    トムとゲーム

 02:00〜    就寝


長政「典型的な奴だな。昼夜逆転して不健康な生活してるのが丸わかりだぞ。」


トム「僕も似たヨうな感じだヨ」


長政「まぁ、そうだろうな。」


 麗華が書き終わった


麗華「私はいつもの休日と変わりませんわね。」


 05:00〜    起床・朝食・軽い運動

 06:00〜    書道・ピアノの稽古

 12:00〜    昼食・休憩 

 13:00〜    お出かけ(勉強の時もある)

 17:00〜    夕食・お勉強

 21:00〜    最近ハマっている推しの

         VTuberのLIVEの鑑賞

 23:00〜    就寝


優子「さすがお嬢様…やってる事がハードすぎる。」


長政「テストで学年2位なのも頷けるな。」


翔月「へぇ…麗華って天才肌かと思ったら意外と努力家だったんだな。」


トム「勉強ばかりで大変だヨ。」


長政「次は僕だ」


 06:00〜    起床・朝食

 06:30〜    朝シャン

 07:00〜    勉強

 12:00〜    昼食・映画鑑賞

 14:00〜    読書

 15:00〜    塾

 22:00     塾終わり

 22:30〜    夜シャン・夕食

 23:00〜    勉強

 01:00〜    就寝


翔月「なんかつまんないな」


トム「自己主張高いとしか思えないヨ」


優子「人生楽しくなさそう」


長政「お前ら言い方酷いな。」


翔月「最後はトムだな。何となく想像できるけど…」


 06:00     起床

 06:30〜    高難易度クエスト周回


長政「いきなり変なのが出てきたが…」


翔月「これは俺達が今やっているレジェンドオブギャラクシーってゲームのことだぜ。」


 08:00〜    ギルド集会


翔月「トムはグランフェンリルっていうクランのリーダーだから集会があるらしい。」


優子「意外と大変なのね」


 09:00〜    分散周回


翔月「5人一組で組んでもらって1人は玄人、4人は中級者や初心者で構成されている。」


トム「レベリングが効率いいからね。」


 18:00〜    反省会 


トム「戦闘でのミスや良かった事を皆と共有して話を盛り上げたりアドバイスしたりするんだヨ。」


長政「自分以外の人間を猿と思ってる奴が言う言葉じゃないな。」


 19:00     解散

 19:10〜    二人で遊ぶ


トム「クランじゃなくて翔月と2人で遊ぶんだヨ」


翔月「裏ボス周回とかな」


 02:00〜    一人でクランに残り次の

         探索情報をまとめる


 以降コレを繰り返す


トム「リーダーになると皆の状態の管理もあるのとアジアサーバー1位の記録を抜かれたくないんだヨ。」


長政「って…ずっとゲームしてるだけだろ…何が忙しいんだよ。」


優子「バカと天才は紙一重ってことね」


麗華「だからいつも少し顔色がお悪いのですね。」


 結局どっちつかずの計画表で修正するしかなかったのだが…


麗華「でしたら…次の土曜日と日曜日に私のお家で一緒に宿題をしませんか?分からない箇所があれば教えますので。」


翔月「麗華ん家行けるの?最高だろ。」


優子「賛成。、アイスとかお菓子持って行くね。」


長政「2日で終わらして満喫するか…」


 こうしてだらけ部の夏休みが始まった



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