1日探偵団
優子「今日は1日探偵をします」
長政「急に言われても依頼とかどうするんだ?」
優子「それなら昨日、職員室の目の前に目安箱ならぬ質実は一つ箱を置いたのよ!!」
翔月が颯爽と着替えてこう言う…
翔月「見た目も子供、頭脳も子供…その名は迷探偵コナ…」
麗華「そんなことよりも大事な依頼なのでしょ?早く読みましょうよ。」
翔月「迷探偵コ…」
優子「それもそうね。トム、箱の中漁って1つ目の依頼の内容を言って。」
トム「まずはコレだヨ!」
だらけ部探偵団へ
学園長って自称ハンサムじゃないですか。
だけど気になったことが一つありまして、この間の学園集会の際に若干学園長の頭に違和感を感じました。もしかしたら、ヅラ何じゃないかと思います。その事が気になって夜22:00から朝6:00しか寝れません。早急に解決よろしくお願いします。
高等部1年 峯吉 傑
翔月「やはりそのことについてか…」
トム「我々が見て見ぬふりをしていたやつですヨ」
優子「遂に禁忌を犯すのですね、翔月閣下…」
翔月「我々はゼー◯のシナリオ通り…」
長政「正常に寝れてるから別に無視でよくないか?」
麗華「流石にこの依頼はおバカですわ」
長政「そんな依頼やっても誰も得しませんよ」
長政は依頼書をビリビリと破った。
翔月「お前は傑の気持ちを考えたことがあるのか!!」
翔月は怒鳴った
トム「人の心を持たないただの化け物だったのか」
長政「はいはい、次の依頼は…」
だらけ部探偵団へ
私はテストの成績に悩んでいます。この間のテストの順位が400位中24位だったので親に怒られました。前まで10位以内だったのですが学園帰りに友達と遊びすぎて順位を落としてしまいました。なので、学園随一と呼ばれる長政様にワンツーマンで教えていただけませんか?
高等部2年 菊地原 麻美
翔月「麻美ちゃん!?」
トム「しかも長政指名だヨ」
優子「何が24位よ、十分じゃない。私なんて320位よ」
翔月「俺は395位…」
トム「皆…長政の顔を見てヨ」
長政「ぐへへへ…あさみたんが僕を指名。んんん…これはやるしかないですねぇ。」
長政は今日一笑顔だったが、不気味でもあった。
それもそのはず、麻美さんは芸能界で今活躍中の人気アイドルであり、学園内でもトップ美女なのである。
長政「これはしょうがないやつだよ。あさみたんが僕を必要としてるから、この依頼はやるべきだよ。」
翔月「だったら俺達は協力できないからパスで…」
麗華「私も帰ってお祖父様と一緒に家にあるゴルフ場で嗜まないといけないので…」
優子は心の中でこう思った
優子「あれ…麻美さんって前の順位は5位じゃなかったっけ?もしかして、これ書いたの麻美さんじゃないのかもしれない。字がとてもじゃないけど汚いし…」
優子は楽しくなりそうなので言わないことにしました。
翌日…
優子「長政、昨日はどうだった?麻美ちゃんとの勉強会?」
長政はヨダレを垂らし眼鏡がズレて上を向きながら昇天しかけていた。
長政「…あさみ…たん…じゃ…なかっ…た…」
優子「後で聞いた話だけど、麻美ちゃんの友達の筋肉乙女さんが長政の事が好きだけど恥ずかしかったから、依頼者を麻美ちゃんに変えたらしいよ。」
筋肉乙女
身長210cm・体重秘密
レスリング女子世界チャンピオン5連覇
長政君が大好き
麗華「翔月君とトムさんがいらっしゃらないような」
優子「麗華は今日遅れてきたから分からないのもしょうがない。あいつ等は依頼を達成するため犠牲になったのよ」
遡ること7時間前の学園集会にて…
学園長「最近の皆さんはたるんでいますよ。この前なんて学園内で恋愛行為をしている男子生徒がいましたからね。そのことについて…」
学園長が話している最中…
トム「翔月、準備はできてるヨ」
翔月「作戦を実行する。我々はゼー◯のシナリオ通り…」
トムは釣り竿で学園長の頭めがけて飛ばしました。安全対策で釣りの餌の部分はガムテープでぐるぐる巻きにしてあるので万が一学園長の頭に引っかかる事はありません。
翔月「今だトム!!そのまま引け!!」
トム「分かったヨ。」
他の生徒は言った。
天照大御神がこの地に降りてきたと…
学園長の頭は神々しいと…
優子「って事があったから2人共指導室送りよ」