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雪のごほうび

作者: Soraきた

ありがとうと言った瞬間

どこか目の前にキラメキが走り

もしかしたら、これが恋の始まりかなと思った


空から舞い降りる雪は

ふたりの距離を選んでは

紅く熱をもった頬を

少しずつ、冷やしてくれる


冷たいばかりの雪だと思ってたけど

こんな時は役に立つんだなと

ありがたく感じた


この世の中には

どれだけのあたりまえがあるのか想像つかないけど

ふたりでいる、

それがあたりまえの仲間入りをしてくれたらいいな


知らないこと

たくさんありすぎて想像もつかないけれど

キミのことを知りたいことは

最優先でいたいな


分かり合うこと

たくさんの幸せとともにあるだろうけど

キミと分かり合うことで

幸せに近づけたらいいな


いつのまにか周景も変わる

路上の白い部分を

ふたりの足元で溶かしてゆく

深く積もった後に確かめることはないけど

この場所で

ふたりでいた事実はまちがいないのだから


寒いけど

このくらいは平気なのかな

そう思わせてくれる

雪のごほうびを頬で感じながら






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