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第4話 鼻血は苦い

 さっきの男を殴ったほうの手を、ハンカチで拭きながら軽くぼやく。


 「うわぁ、顔面やっちゃったな。鼻血汚い」

 「う、うわぁぁ~ん」


 うん、そうなられますよね。

 ナンパされて犯されそうになって、うん俺だったら泣いて逃げてるよ。


 「わ~ん、よしぐん゛~」

 「うおっ、ちょ、ま!」

 「たずげでぐれでありがと゛ォ~!!」

 「・・・・・はぁ~」


 うん、これはなに言っても聞かないパターン。

 そのまま背中を擦り続ける以外選択肢がない。


 リ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪


 おう、昼休みが終わっってしまった。

 だが麻衣さんは怯え切って泣き止まない。

 が、先ほどのような激しい慟哭ではなく静かに鼻をスンスン鳴らすような泣き方に変化していた。


 「麻衣、何があったかは知らないけどが君は自覚持って行動しないと・・・だめだよ」


 うん色々と。

 そう彼女は容姿、性格ともに清廉なのだが、男にめっぽう弱い節がありさっきのような男は大の苦手なのだ。

 そう、全てが清廉な彼女に彼氏ができたと聞いた時は驚いたものだ。

 まあ、今まで見ていた小鳥が飛び立ってしまった類の哀しさはあったが特に以前と変わりない関係は継続だ。

 普段ケンカはしないものの、俺も一応男児ということでケンカの仕方ぐらいは覚えているからああなってしまった。

 ・・・・正直拍子抜けするぐらい弱かったのだが。


 「わかってるけど・・・・あいつら・・・」

 「あいつら?」

 「さっきの奴ら、芳信が殺されたくなかったら、大人しく犯されなとか言ってきて・・・私怖くて・・・」

 「あー、俺が殺されるくらいならいいけどなぁ」

 「そんなこと言っちゃだめだよ・・・・」

 「ははっ、それは悪かったよ」


 俺があいつらに負けることは無いはずだ。

 

 多分。

大変申し訳ないのですが、私思いつくとすぐ書き出す癖がありまして・・・

それのせいで連載が今五つあるのですが、それらのどれかを完結するまで、本作を一時凍結させていただきます。

単純に更新が少なくなるよというだけなので重くとらえず軽い気持ちでいてくださると嬉しいです。

次話もまたお楽しみに!

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